オカルト版まとめ
山での怖い体験、怖い話を書け

この怖い話は約 3 分で読めます。

で、うとうとしかけた途端、林道から「ザッ  ザッ  ザッ  ザッ  」
って足音が近づいてくるのに気付いた。心臓が止まりそうになったが、
「あ、そうか。隣のテントの奴がトイレに行ったんだな」と思った。でも次の瞬間、
「え?いつ行った??」と思ったんだが、「いや、寝てて気付かなかったんだ、きっとそうだ」と思い込もうとした。
だがその時、気付いてしまった。そいつはライトをつけていない。どしゃぶりの夜中、外は真っ暗なのに。

足音は林道から入ってきて、2張のテントの前をゆっくり通った。
そして、隣のテントの前まで行って、また引き返して来た。
それから2つのテントの間をに入ってテントの端まで歩き、また戻って来て、止まった。
俺が寝ている角、幕体とフライのすぐ外だ。
耳鳴りがする中、必死で般若心経を思い出しながら心の中で唱えて、何分たったかわからない。
多分、30分か1時間くらいそうしていたと思うが、ふと気付くと耳鳴りは消えていた。そして、それきり何もなかった。

翌朝、誰もその話をしなかったけど、黙ってテントの周りを確かめている様子から、
全員が同じ足音を聞いたのは間違いないと思った。
「あの、、、あれさ」とやっと話題にできたのは、その日の昼になってからだ。

164 : 底名無し沼さん : 2012/07/30(月) 18:42:56.37
祭囃子の話で思い出したから、軽く書くね。

2年ほど前。山梨県西部のとある山にて。
単独縦走などという大仰なものではなく、軽く一人で一泊登山。テント泊なり。
帰りは、行きと違ったルートで。そのとき、もう17時過ぎ。
地図を見ると、あと30分ほどで集落に出ることになっていた。
麓の方に何度かトタン屋根が見えたから、もうそろそろだなと思っていたところで、祭囃子のようなものが聞こえてきた。
祭囃子がしばらく続いたと思ったら、十数人のワハハハハという笑い声。その繰り返し。
みんなで集会所に集まり祭りの練習でもしているのかなと思った。
近づくに連れ、祭囃子というよりも、天理教の太鼓を叩いた礼拝のようなものにも聞こえた。
集落にあと少しのところまで来ると、ハッキリ聞こえてきた。
祭囃子じゃなく、TVのギャグだった。
太鼓のような物を叩き、一人が叫び、みなが後に続く…。
「だぁいじょ~ぶだ~」「だぁいじょ~ぶだ~」「ウェ!ウォ!ウェ!」「ウェ!ウォ!ウェ!」ギャハハハハッ
てな感じ。
村の子どもがみんなでふざけてるんだなって思った。
集落に着く寸前に、その声が止んだ。
集落に入ると、ビックリ。
その集落に住んでる家って3~4件。あとはもう廃墟。集会所もない。
住んでる家の様子を見ても、農具ばかり置いてあって、子どもの気配がない。山の中の畑で生計を立てている様子…。
考えてみたら、さっき聞こえたギャグって、20年以上前のギャグ…。
そのまま停留所から日に数本しかないバスに乗って帰ってきたけど…。
家に着いてから検索かけたら、その集落は心霊スポットとして紹介されてた。
以前は栄えていた集落も、子ども不足でほとんど廃村になってるらしい。なんでも、昔(年月は書いてなかった)、地滑りかなんかで集団で人が亡くなったらしい。
すっごく気分が悪くなった。

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