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田舎・地方の習慣

笑顔の霊

母の話。

母が父のいる田舎に嫁いできたとき、母は「都会もん」(と言っても県庁所在地という程度で大した違いはない)と言われ、よく姑にいじめられたらしい。
いや姑に限らず、田舎者ってのは一部地域を覗いて大抵は余所者を嫌うもので、嫁いだ筈の母も例に漏れずいつまで経っても余所者扱いしかしてもらえなかったそうだ。
田舎のいじめってのは土俗的な因習・風習も絡むから壮絶なんだが、まぁそれはまた別の話。

で、母が嫁いでから割りとすぐ、家の近くで事故が起きた。
砕石場があって、作業員の男性がそれに頭から巻き込まれた。
彼は軽度の知的障害があったようで、やはり田舎ではいじめられていたらしい。
彼が詰まったかなんかした砕石機の中を覗き込んだときにその機械が作動したのだそうだ。
事故で機械が作動したか誰かの故意かはわからない。その場にいたもう一人の証言はあてにならない。
けれど結局は事故として処理された。
母は事故現場にかなり近い場所にいたので、事故後の騒ぎですぐに駆けつけ、真っ赤に染まった砕石機にこびりついた肉片と、もう一人が必死にひっぱりだそうとしたというちぎれた片方の足首を見たそうだ。
あれ以上に凄惨な現場は見たことないと今でも語る。
872 :2@\(^o^)/:2015/06/29(月) 18:43:51.35 ID:LWRT4Mxd0.net[2/3]
それから母は毎晩その現場を夢に見たそうだ。
けどある時、夜中にトイレ(外にあった)へ行こうとすると、玄関にその死んだ筈の男性が立っていたそうだ。
彼は母を見てニコニコ笑っていたそうだ。
その姿は幽霊という気は全くせず、普通の生きた人間のようだったという。

もともといじめられている同士?ということもあり、母は当然彼に優しく接していたらしく、彼は母にはいつも笑っていたそうだ。
けれどさすがに死んだ筈の彼が家の玄関に立っているのを見て、とてつもない恐怖を感じて凍りついた。
悲鳴すら出なかったらしい。
彼は生前にそうしていたように、片方の肩をひょいひょいと上げる癖をしながらただ母を見ていた。
結局彼は不思議そうにこちらを見ながらも普通に歩いて消えたそうで、しばらく母は動けなかった。
翌日になると昨晩のアレは夢に違いない、毎晩あの現場を思い出しているからだ、と思ったという。

けれど数日してまた彼は現れた。
そして前回と同じくにこにこしながらも、ひょいひょい、と肩を上下にうごかした。

それはしばらく続いたそうだ。
その間、怖くて夜中はトイレに行けなかったとか。

で、なんで今この話を書いたかというと、さっきネットで「笑顔の霊は危険」といのを読んだからだ。
もうすぐ連れていける、嬉しい!ということだとか。
単にいつもにこにこしてた人だから、という理由ならいいけど、そうじゃないならもしかして仲良くしてくれた母を連れに来てたんだろうかと思って寒気がした。
まぁ未だにそんな何十年も前のことに怯えてる母に言う気はないが。
母はいまのとこまだ生きている。

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洒落怖 田舎・地方の習慣

祭りの狂気

オカルトではないし話下手だが、祭・子供繋がりで一つ実話を。
この五年以内の話。

某だんじり(岸和田ではない)に参加する女衆が、町ごとの法被の配色
(他の町と被るといけないので、代表者達が集まって決めるらしい。
人気のある配色は取り合いになる)をめぐって大喧嘩。
その結果、人気の配色を奪い取った町の女衆の一人(妊娠を隠して参加していた)が、
隣町の女衆に暴行を受けて流産してしまった。

可哀想だけど、ただでさえ危ないだんじり、それも隣町と揉めてるのに、
妊婦が参加するなんて、その子も軽率じゃない?と聞くと、
「うちらは祭に命かけてるけんね。もちろん事前に知ってたら止めるけど、
隠してでも参加したかった気持ちはわかる」
他のだんじり好きの女性達は、うんうんと頷いていたが、私は唖然…

流産したりさせたりするほどの祭の狂気。
田舎のお祭りって、マジで洒落にならん。

396 本当にあった怖い名無し sage 2011/08/14(日) 08:33:57.55 ID:+1SMLMif0
>>395
いやそれ以前に、人気のある法被の色を取られたからと
祭りにかこつけて寄ってたかってて女に暴行を働く行為の方が怖い。

離島の話もだが、洒落怖のポイントがずれているんだよね。
村人こわっ以上に、そんな因習を知りながらもその時期に敢えて女子学生を連れてきた教授こわっ、だし
更にそんな目に遭いながらも「その晩さえ気をつけておけば大丈夫だもんね」と
懲りずに翌年もその島を訪ねて、離島ライフを楽しむ女子学生たちの呑気さこわっ、だろjk。

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洒落怖

女難の家系

携帯から失礼します。
あんまり怖くはないと思います。
先日まとめサイト?で「コトリバコ」を読んで、私の家系にもあれに似たことがあり、
願わくばここの方々の専門的な知識、助言や考察を賜りたく思います。

単刀直入に言いますと「本家の女は四十歳を迎えない」んだそうです。

確かに、私が知る限りですが、祖母、曾祖母は若くして他界しております。
しかし、私は親戚のその言葉を「偶然」の一言で一蹴しました。
と言うよりも、この家系にそれほど長い歴史があるとは聞いていないし、
由緒のある家系だとも聞いていませんでした。私はオカルトも信じていませんでしたし。
事実、本家がある田舎を離れてもう二代も過ぎていますし、去年に本家の家屋を取り壊した際も、
親戚一同は大きな躊躇もなく「まぁ、仕方がない・・・・」と言ったり、中には宴会よろしく酒を呑む人までいました。
そんな人達が云う因習に、信憑性はまったく感じられなかったんです。
それに今はそんな時代でもないじゃないですか。

けれど、何か引っかかったんです。違和感と言いますか、モヤモヤといいますか...
ついでに湧いてきた好奇心や探求心にまかせて、調べることにしたんですよ。

180 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 21:22:34.48 ID:VuRaxvaEO

件の会議(飲み会?)の明くる朝、取り壊しが決定した本家に向かうことになりました。
私が幼い頃に何度か来たことがあるそうなんですが、記憶にあるのは離れた所にある薄暗い厠と、
兄と二人で散策してこっぴどく叱られた、大きな蔵です。
まぁ幼い頃に見て感じたほどおっきくはなかったんですがw

家屋自体はもう半壊していました。
そもそもは半壊した家屋が危険で近所の子供の遊び場になることを懸念した親戚の提案なんですがね。

数人が中に入り、遺影や仏壇などを運び出していました。大方片付いたところで親戚のkさんが
「蔵はどうする?やっぱ残すんか?」
と少し神妙な表情で蔵の閂に手をかけました。

「あぁ・・・・・・」
と数人は作業の手を止め、互いに目を合わせて一息。真剣な表情で蔵に向かいました。

なにやら空気が変わったので、私も粛々とそちらに向かうことにしました。

184 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 22:11:27.19 ID:VuRaxvaEO

鼻をかすめる埃っぽいような、カビのような臭い・・・
凡そ夏の景色には不似合いな、しん・・とした暗い室内に、少し胃の辺りがぎゅうっとしたの覚えています。

中ではkさんが率先して、あれは?これは?どうする?と周りに相談しています。
方言のおかげで何が何だかさっぱり分かりません。

私は高く積まれた書物に目がとまり、その内の一冊を手にとりまして、ぱらぱらと見ていました。
ミミズのような文字に悪戦苦闘しながらも、漢字や行からどうやらそれが人名であると確認できたんです。
ここにきて表紙を見てみました。
ほとんどがシミに喰われたりでよく読めず、頭に漢字の一部と末尾の漢数字はかろうじて読めました。
他の書物も何冊か見たんですが、やはり同じようなもので私には皆目見当もつきません。

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洒落怖

えんべさん

帰省したついでに祖母にコトリバコ的な呪わしい因習話が無いかと聞いたら
残念ながら無かったんだけど、
伯父さんがそれ系の話を知ってたので書きます。
つっても、友達が犠牲になったとか、お寺で怒られながら御祓い受けたとか、
そういう直接的なものは無い。
昔、そういう奇習があったとさ、って話なので、
洒落にならんほど怖いかと言うと、首を傾げざるを得ない話なんだけど、
スレ的には興味深いかな、と思う。

196 本当にあった怖い名無し sage 2010/08/13(金) 21:38:39 ID:I2VB30uh0
1980年代、伯父さんが都内の某大学生の時、某地方の文化調査で、教授の
フィールドワークに助手、というか荷役人夫として同行したそうな。
で、ある村落というか集落に猿の神様を祀る家があったらしい。
『えんべさん』だか『えーベさん』だか。取材相手が文字で書かれたのを
見た事が無いため、正式な発音や綴りは不詳。
とりあえず『えんべさん』という事にする。

この『えんべさん』の御神体は、何年かに一度、新しく作り変えられる。
その法則も不詳。

御神体の作成には、まず、甘酒を用意する。
酒といっても、おかゆみたいな、米の形が残っているデロデロの流体。
ご飯を水に入れて、そこに酒種を加えてかき混ぜて、埃よけに蓋して、
そのまま常温で放置という、大変にアバウトな作り方。
叔父さんも飲ませてもらったそうだけど、ぬるい甘さと仄かな酸っぱさに
米粒のニチョっとした食感が何とも言えず微妙な一品で、
貴重な体験ありがとうございましたって味だった模様。
ちなみに、この甘酒用の米には専用の田圃があったのだとか。

197 本当にあった怖い名無し sage 2010/08/13(金) 21:40:28 ID:I2VB30uh0
甘酒が出来たら、桶に入れて山中に放置する。すると、猿が来てこれを飲む。
いい加減、酔っ払った頃を見計らって飛びかかり、フラフラの猿を捕まえる。
この時、お面を被って決して猿に顔を見られないようにする。
(以後、猿に接する時は必ずお面を被る)
捕まえた猿は竹篭に入れ、半月ほど甘酒だけで飼って潔斎(?)させる。
餌付けもされていない野生の猿だから、始めの内は見向きもしないけど、
その内に空腹に負けて口をつけるらしい。
潔斎が済んだら、竹篭の周りに犬を繋いで吠え掛からせ、
猿をビビらせるだけビビらせたところで、竹篭ごと俵に入れて土に埋める。
そして一年経ったら、骨を掘り出して洗って祀る。この時は素顔で行う。
自作自演で「助けてやったんだから恩を返せよ」という筋書きらしい。
そして古い方の骨は山に帰す。具体的には不詳。
これで不思議と農作物が鳥獣害から守られる。

特に秘事って訳でもなかったらしく、集落の他の家の人も普通に知っていて、
取材相手の証言の限りでは差別なんかも無かったらしい。
あるいは、他家もご利益に預かっていて、他の集落には秘密とかだったの
かもしれない。

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洒落怖

十九地蔵

766 十九地蔵 1/4 2009/08/20(木) 01:55:04 ID:pfI/pQWT0
俺の家は広島のど田舎なのだが、なぜか隣村と仲が悪い。俺の村をA村、隣村をB村とし
よう。不思議な事に、なぜ仲が悪いのかは不明なのだ。A村の住人に聞いても、B村の住人
に聞いても明確な理由は解らない。理由不明。しいて言えば、ご先祖様の代から、互いに
敵対していたと言う理由、つまり先祖の遺恨しかない。
A村、B村の人間は、結婚など御法度である。

そればかりではない俺のじいさんなどは、B村へは決して、いくなと言う。
別に、B村は部落民と言う訳では決してないし、A村も同様である。
俺「なんで行っちゃいけないの」
と子供の頃の俺が聞くと、
それは、B村の呪いで、災いを被るからだ等と言う。
曰く、
じいさん「A村、B村の境の道祖神を越えてA村の者がB村へ行くと、必ず禍を受ける。」
じいさん「例えば、B村○○の四つ角では事故を起こす者が多いが、決まってA村の者だ。」
じいさん「反対を押し切って結婚し、B村へ嫁いだ△△の娘が早死にした。」
じいさん「B村の□□川は流れが急で、深いから、5年か10年に一度事故が起こる。それ
が、不思議にA村の者ばかりだ。」
と言ったものだった。勿論、本当かどうかは知らない。

767 十九地蔵 2/4 2009/08/20(木) 01:55:45 ID:pfI/pQWT0

正直なところ、俺は祟りなぞ信じていない。じいさんに、B村へ行くと、何でA村の人に
危害が出るのか聞いてみた。

じいさん「十九地蔵が呪うからだ。」
とじいさんは答えた。十九地蔵と言うのは、B村の××神社にある十九体の地蔵で、俺も
見た事があるが、歴史を感じさせる古さがあるものの、ごく普通の地蔵である。

俺「なんで、お地蔵様が人を呪うの?」
じいさん「それは知らん。」
等と適当な事を言う。

こう言う因習については、若い世代ほど気にしない。俺なども事実、B村の友達もでき、
一緒に遊んだほどだ。B村の友達に、B村ではA村に行くなとか、言われた事ある? と
聞いてみたが、友達はそんなこと言われた事はないと答えた。

ますます俺はじいさんの古臭さを馬鹿にして、じいさんの言ってることは気にも留めなか
った。

768 十九地蔵 3/4 2009/08/20(木) 01:56:41 ID:pfI/pQWT0

ある日俺は、兄貴と、B村にある□□川へ泳ぎに行った。じいさんには禁止されていたが、
もちろん気にしない。
所が、泳いで10分もしない内に、兄貴が出るぞと言いだす。俺がまったく霊感が無いのと
対照的に、兄貴は子どもの頃から非常に霊感の強い男だった。

俺「なんで、いま泳ぎ始めたばっかだよ。」
兄貴「いいから、かえるぞ!!」
俺は兄貴の真剣な形相に驚き、着変えもせず、短パン姿のまま衣服を持って、走って帰る。
俺「なあ、なんで帰るん。」
兄貴「お前、見えなかったのか。」
俺「えっ、何が。」
兄貴「なんだが良く解らんが、黒い影の様なもんが20人近くいて、それが、俺らにも
のすごい敵意を向けてたぞ。」

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ホテル・旅館

とある旅館で

温泉旅行が好きで、ひなびた旅館に宿を取ることが多いです。
そこで私は異様な体験をしました。

天井と鴨居の間、欄間ですね、夜に眠っていたら、そこから覗いている目があったのです。
いっしょに泊まっていた友人を起こして、隣を確認しました。

ろくろ首の類かと思ったら鏡台が置いてあり、そこに足をかければ容易に覗ける構造です。
しかし嫌な体験をしたものだ……。ビジネスホテルにでも泊まればよかったと後悔しながら眠りました。

 気の晴れない朝をむかえて、旅館の人に昨晩の話をしました。
すると、事の由来を教えてもらうことができました。
「近親婚が繰り返されることを防ぐために、若い旅人を見つくろう風習がかつてあった。
ところが、見知らぬ相手と体を交えるのを望まなかった娘が自害して、以来、そのような現象が起きるようになった……」。
よくある話です。大変申し訳なかった、他のお客さんからもときどきそのような苦情を受けるのですと謝罪されました。

 むしろ後から知って、怖気の走った事実があります。
旅館をあとにして、たまたまその地域の人と話をする機会があったのですが、話に聞いたような風習は存在しなくて、
それよりも、とある旅館をいとなむ人物に窃視症の傾向があって、町としても困っていると聞かされたことでした。

あのときに私を覗いていたのは、因習の話を作り上げた旅館の人だったのです。
おそらく今でも覗き続けているのではないでしょうか。