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洒落怖

見て見ぬ振り

ある会社に同期入社のAとKがいた。
二人はお互い切磋琢磨し、重要な仕事を任されるまでになった。
しかしある時から些細なことでKが会社内でいじめられるようになった。
最初のうちはAはKを励ましていたが、
部署全体がKをハブるようになってくるとAも次第にKのことを見て見ぬ振りするようになった。
そして次第にKは会社に来なくなり、
ついに皆、Kという社員がいたことなどすっかり忘れてしまった…

5年後、Aは部長に昇進しており順風満帆な日々を送っていた。

ある日の夕方、Aが帰宅の準備をしているときふと窓の外に目をやると、
向かいの4階建ての雑居ビルの屋上から今にも飛び降りそうなKの姿があった。
Aは向かいの雑居ビルに走って行き、
急いで階段をかけ上がり屋上の扉を開けた。
そこには先程窓からみた姿のままのKがいた。
Aは忘れたようでずっと心の奥に引っ掛かっていたあの時の後悔が堰を切ったように溢れ出した。

「すまない、K。何もしてやれなくて。」

その言葉を待っていたかのようにKは微笑み、

「止めて欲しかった。君のことを見つめながら。5年間ずっと。」

そう言い残しKはビルの下へと崩れていった。

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洒落怖

鉄、火、水

またまたお邪魔しますよ。俺の話なんて読んでる奴いないからもし邪魔なら言ってくれ。
すぐ辞める。
俺のおかんが酔っ払った時に話した与太話。
今年実家に帰ったとき、おかんが今まで体験してきた不思議な話をたくさん聞いた。
本当にただの与太話なのか、はたまた実話なのかは確認しようがないが、
俺は聞いたとき年甲斐もなくワクワクしたんだ。
おかんの話はいつもブッ飛んではいるが妙に納得させられる話が多い。
親父曰く昔から不思議な女だったと言ってはいたが、俺たちには見えない、聞こえないものを
普段から感じて生きているおかんの話は文字に起こして書く事が勿体無いくらいに雰囲気がある。
なるべくその雰囲気を壊さないように文字に起こしてみようと思う。
では、印象に残った話を何個かしてみるか。
ちなみに俺は2ch初心者だ。もし不愉快に感じたら言ってくれ。すぐ辞める。

628 本当にあった怖い名無し New! 2014/01/16(木) 17:54:37.40 ID:XKpvVfzD0
おかんが学生時代に体験した話。
おかんは当時絵を描くのが好きで、絵かきサークルみたいなのに所属していた。
大学3年の春、新歓コンパがあったらしい。もともと酒好きなおかんは周りのことは気にせず一人で飲んだくれていたそうだ。
するとどこからともなく1年生の女の子が隣に座ってきた。酒は好きでも宴会の雰囲気が嫌いと言ったその女の子とはすぐに意気投合し、
お互いに自己紹介なんかしながら飲んでいた。なんでもおかんと歳は同じで2浪して大学に入ってきたらしい。
この女の子を以下A子とする。
A子はウィスキーをロックで煽り、店員にじゃんじゃん酒を持ってこさせたそうだ。
流石に飲みすぎだとおかんが注意するとA子は「私、水で死ぬんです」なんて突拍子もないことを言い出した。
酔っているとはいえ初対面の人間にいきなりそんな暗い話を振ってくるなんてちょっと変わってるな何て思いながら、
「何で?」と聞いてみた。
A子曰く、中学時代自分はいじめをしていたと言うのだ。なんでもクラスに貧乏臭い見た目の女の子が転校してきたらしい。
最初はなんとも思っていなかったのだが、中学2年の2学期の中間試験でその転校生はものすごい好成績で、学年で一気に一位になった。

630 本当にあった怖い名無し New! 2014/01/16(木) 18:21:07.89 ID:XKpvVfzD0
今までずっと一位だったA子は嫉妬した。貧乏で汚い見た目、家も廃屋のようだったという。
そんな子が転校してきていきなり一位になって、急に周りの子に「天才」などとチヤホヤされ出したのが気に入らなかった。
そこからA子含む三人組でその転校生をいじめ始めた。貧乏を馬鹿にし、縦笛を捨てたり、教科書に落書きをしたり。
まあありがちないじめ。転校生は特に何か言ってくる訳でもなくただただ耐えていた。
そんなある日転校生の父親が死んだ。彼女は2週間ほど学校を休んだが2週間後には、何事もなかったかのように戻ってきた。
何をされても、何があっても動じない彼女にA子達は余計に苛立ちを隠せなくなったらしい。
「父親が死んだのに全然悲しそうじゃない!この冷血人間!」などと罵倒し始めた。
そんな毎日が続き、冬休みに入る頃A子の仲間の一人が転校生の父親の墓がある寺を見つけ出した。
どんなに苛めても手応えがなかったので、父親の墓を荒そう!なんてとんでもない計画を立て始めたのだ。

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子どものころの怖い話 洒落怖 田舎・地方の習慣

鬼伝説の山

俺が中学生のときだった。

いじめられっこだった俺は、夏休みになると祖母の住む田舎に帰省していた。
山に囲まれたA野という地区で、もともと俺の家族も暮らしていた。
だが母と祖母の仲が悪く、特に祖母が母の自分勝手な性格を嫌っていたのが
大きな原因で、ついに耐えきれなくなった母は引っ越すことを決意した。
だが自分の都合で我が子を振りまわすことに懸念を覚えたのか、当時、
いじめられていると誰にもいえなかった俺の気持ちを、見当違いに推し量り、
慣れ親しんだ学校を離れずに済むようにと、引っ越し先は山を一つ越えた隣の街になった。
(父は務めている会社も隣街だったし母のストレスも考えて承諾した)

今まで十分だった通学時間は三十分に延びたが、これでもまだ近い方だろう。
そして、いつも通りに自転車を漕ぎ、左右を木々が占領する道路を
十五分くらいかけて突き進むと、以前の我が家である民家に到着した。
孫の顔を見れて喜ぶ祖母は、母がいなくなって清々したことを俺の前で呟きながら、
張り切って畑仕事にいき、俺は居間のテレビを見る日々を過ごした。

裏にある深い森も、夏の風物詩であるセミの鳴き声を轟かせていた。
ただ、その森――B山には、古から残り続ける、ある伝承があった。
逢魔時になると鬼が出る、というものだった。
記憶が曖昧なので要点だけつかせてもらうと、大昔、この土地には鬼が住んでおり、
B山の頂上を拠点に悪行を繰り返していた。貧困で困り果てた地元民は窮状を百姓に訴えると、
腕の立つ用心棒を出向かせて鬼を討ったという伝説だ。
(大まかな骨格としては温羅伝説に似ている)
そしてB山を拠点としていた鬼は、討たれたことで悪霊と化し、
魑魅魍魎となって現れると云われていたのだ。
だが、A野で暮らす人たちは、若い世代になるにつれてその伝説を、
早く寝ない子には鬼が食べにくるぞなどと、子どもの躾けにかこつけることが多かった。
反対に、個人で山を持つ年配者の間では目撃談が飛び交い、鬼の存在を信じ怯えていた。

元来霊感の強かった祖母ももちろん鬼について語っており、お盆や真夜中になる霊が何とか盛り塩がどうたら騒ぎたて、母とにらみ合っていたし、
A野の古い神社へお札を受け取りにいくこともあった。
そういった祖母の行動から、俺は幼いながらに鬼を信じていた。
逢魔時にB山へ立ち入ることもしなかった。
さらに、神社には神隠しを退けた人物の遺骨を保管している
というオカルト染みた事実も手伝って、ますます俺の信仰に拍車をかけた。
だが、中学生にもなると、俺は疑い深くなりネットの影響もあって
それらのことを信じなくなっていた。
祖母はそのことを承知していたらしく、帰省した途端入念に、
「あの森には近づくな、あそこは異界が開けている。いるのはただの鬼ではない」
と忠告を繰り返したが、俺の中二心を刺激したに過ぎなかった。
それに俺は他の目的もあって、鬼伝説が残るB山に入るつもりでいた。

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洒落怖

忘れ物

昨日、母に聞かされて動揺したんだけど、今はただ変な話だと思うだけになったので、ちょっと話させてください。
今はそうでもないんだけど、その時の私には洒落にならないくらい薄気味悪かった。

私は昔から落ち着きがなく、そそっかしくて、通知表とかにも「忘れ物が多い」って書かれるタイプだったんだけど、私としては忘れてるんじゃなくて、物がなくなるんです。
中学の時、教科書をまるっと失くして、いじめを疑われたんだけど、その後、出てきました。
よく物を失くすと、祖母がどこからともなく失くした物を見つけてきてくれるので、その時も祖母に相談しました。
私「おばあさん、教科書がなくなっちゃった。またお父さんに怒られるかな」
祖母「大丈夫大丈夫、必ず見つかるから。でもおばあさん力がないから、開けられないんだよ」

493 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/09/07(日) 01:22:41.02 ID:TwWqMUgJ0.net
開けられないってなに?と、その時は思ったんですが、父が仕事から帰ってきたら祖母が縁の下の通気口?を開けるように言いました。
そして父が通気口を外すと(当時の家は古かったせいか、男の力であれば外せたようです)、縁の下(床下?)に教科書が置いてあったそうです。
渡された教科書にはちゃんと私の名前が書いてありましたし、湿気でふにゃふにゃになっていましたが私の物に間違いありませんでした。
話を聞くと、祖母はよく縁の下から私の失くした物を探してきてくれていたそうです。

両親が離婚して母方について来た私は、大人になったからか物を失くすようなことはなくなったと思います。
ですが昨日、久しぶりに読み返したい本があったので本棚を探したのですが見当たりません。
お気に入りの本だったので、幌布製のブックカバーをつけて大事にしていたはずなのに、何故か見当たらない。
母に聞いてみたら、「あんた、昔、物失くすと縁の下覗き込んでたよね?あれやってみたら?」と言ったので、私も祖母の事を思い出したので通気口を懐中電灯で探してみました。
兄と手分けして一軒家の縁の下を懐中電灯で照らしながら探すと、兄が見つけてきてくれました。
水色のボーダー柄の幌布のブックカバー。中身も間違いない。私の本でした。

見つかったよーと母に報告したところ、母が神妙な顔で「おばあさんが、『○○(私)は気に入られてるから、気をつけてあげてね』って言ってた…」というので、気に入られてるって何に?!何で!?と若干ガクブルしました。
ここ最近で一番怖かった出来事でした。

504 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/@\(^o^)/:2014/09/07(日) 18:36:48.57 ID:1dDf43wu0.net
>>491
>>493
祖母には何か確認取れないの?
アリエッティに気に入られていると思えば一気にホンワカするけどなー

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寺・神社

寂れた神社

嫌な話で申し訳ない

二十年ほど前、当時俺は大学生で、夏休みに車で田舎の実家に帰省していたときだった。
その時はいつも帰省時に通ってる道とは別の道を通っていった。
見渡す限りの山や田んぼに囲まれた、いかにも田舎って感じの道をしばらく運転していたとき、
少し先の山の入り口みたいなところに赤い鳥居が建っているのを見かけた。

とても寂れた雰囲気がよかったので、車を停めて、ぶらりと立ち寄ってみることにした。
赤い鳥居をくぐると、勾配のきつい石段があり、山の上の方まで続いていた。
人気は全くなく、周りは木々に囲まれ、薄暗く、石段にはびっしりと苔が生えて、足元に気を付けながら登っていった。
階段を上りきると、すぐ目の前に小さな社があった。
もう何十年も人の手が入ってなかったのだろうか、その社は酷く朽ち果てていた。
せっかくなので、手を合わせ参拝した後、石段を下りて、実家に帰省した。
その時は特に何もなかった。

しかし、その日から変な夢を見るようになった。
夢の中で俺は例の神社に行き、鳥居をくぐって、石段を上がって、社の前で参拝して、石段を下る、という
全くあの時と同じ行動をしていた。そして三日三晩その同じ夢をみた。
流石に気味が悪くなったが、4日目以降はその夢を見ることはなくなり、気にはなっていたが、
その後は特に何事もなく過ごしていた。

それから十年以上経ち、結婚もし、子供はいなかったが、それなりに幸せな日々を過ごしていた。
あの神社も不可解な夢のこともすっかり忘れていた。

599 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/11/05(水) 22:27:01.43 ID:X4AtFxr40.net
ある年のお盆に、嫁と実家に帰ることとなった。
途中で近道をしようと見知らぬ山道を俺は進んでいったせいで、道に迷ってしまった。
途方に暮れていると、お婆さんが道端で歩いていたので、道を聞くとニコニコしながら丁寧に教えてくれた。
お婆さんに挨拶をして、教えてもらった道をしばらく運転していくと、見覚えのある道に出た。
安心よりも、凄い嫌な気持ちになった。なぜならその道は例の神社がある道だったからだ。
しかし、戻るわけにも行かないので、そのまま進むことにした。

赤い鳥居が見えてきた。俺は気にせず通り過ぎようとしたが、赤い鳥居の前に誰かがいる。
見てはいけないと思いながら見ると、さっきのお婆さんだった。
お婆さんはニコニコこちらをずっと見ていた。
俺は怖くなって、車でスピードを上げ、すぐにその場所から去った。
しばらくすると、いつも通ってる道に出て、少し安心したところで、ふと助手席の嫁を見ると、
嫁の顔が蒼白になっていた。

アレを見たのか?と口には出さず心の中で思いながら、どうしたのか聞いてみると、何かおかしい。
嫁が言うには、確かに鳥居の前に人がいるのを見たが、俺が見た「お婆さん」ではなく、
嫁が高校時代に自殺した同級性の女だったというのだ。
自殺の原因はいじめらしく、嫁は直接はいじめに加担してなかったが、見て見ぬふりをしてたとのことだった。
しかし、ずっとその事を気にはしていたらしい。

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洒落怖

ブーメラン

うちの妹の話です。
実話なので恐くなかったらすいません。
妹は明るい性格で美人なんだけどあまり人に強く言えない性格。
実家が裕福だったのもあってやっかみが絶えず、トラブルに巻き込まれる人間でもあった。
妹が何かしたわけでもないのに一方的に嫌われてるということがあった。
その度にその輪の中心にいる奴に不幸が降りかかる。
妹側に問題があって嫌われた場合や、ただ陰口をちょっといったくらいではそういうことは起こらない。
何もしていないのに長期間一方的に攻撃してくる人間にのみ不幸が来る。
それは本人に来るんじゃなくて、その人が大切にしているものや人に悪いことが起きる。

例えば小学校時代にいじめグループのリーダーだったK。
裕福だった妹を妬み、妹に「豚女」というあだ名をつけたり授業中に椅子を蹴ったり、トラブルの責任を全部妹に押し付けたりしていた。
そんなある日K親が会社で揉め事を起こしてリストラされ、家が大変なことに。K姉が家の階段から落ちて骨折し、飼い犬が突然死んだ。
Kはショックで大人しくなり、妹どころではなくなって何もしなくなった。

中学時代、自分より勉強ができたからという理由で妹をハブにし、きつく当たり、妹と話してるクラスメイトに文句をつけ、聞こえるように悪口ばかり言っていたH。
医大生だった兄が引きこもりになり、好きだった同級生に「ごめんオレ○○(妹)ちゃんが好き」と言われて振られ、Hの家が強盗に入られて自慢の賞状などが滅茶苦茶に。
これもHはかなり落ち込んだらしく、一時期不登校になってイジメをしなくなった。
ここまでなら偶然なのかもしれないけど、問題は次。
275 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/03/26(木) 20:18:08.41 ID:TOFkzW/U0.net[2/3]
妹の大学のサークルにSというクソみたいな女がいた。
Sはとにかく気が強くて1番じゃないと嫌なタイプ。美形な妹が気に食わず、お取り巻きと一緒になって妹をいじめていた。
妹とは大学が違うのでSと会ったことはないんだけど、話を聞いているだけでも私はSが大嫌いだった。
妹をサークル内で孤立させたり、根も葉もない悪口をいったり、snsで嫌がらせをしたり、妹が泣いて許しを乞うまでお取り巻きたちと取り囲んで悪口で責め立てたりしていた。
これがかなりタチが悪くて、本当にとてもじゃないけど口にもしたくないような下劣な言葉で妹をいじめていた。
妹は気にしないようにしていたが、このSという女、私含めて家族の悪口まで言うので私はどうしてもこのSという女が許せなかった。
例のごとく妹のパワーが発動。
S彼氏は体育会の男だったんだけど試合前に二日酔いで車を運転し交通事故を起こし大怪我。
飲酒運転なんて大学の名前を下げるし、怪我でもう選手として使い物にならないってんで退部に追い込まれた上に勉強できないので留年する。
Sの親友の女は夜道で知らない男にレイプされ、精神的ショックで引きこもりになって学校を退学した。
S兄がグレて合法ハーブだかなんだかやったらしく、家庭がめちゃくちゃに。
しかしSは今までの女たちと違ってひるまなかった。
たとえSの兄が家庭内暴力を両親に始めようが、Sは妹いじめをやめなかった。
妹が耐えかねてサークルをやめても、お取り巻きがどんどん離れていっても、妹へ陰湿な嫌がらせを続けていた。