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洒落怖

八尺様がやってきた

メモ帳に書き込もうと思ったけど、それどころじゃなかったので
今こうやって書かせてもらってるよ。
だから文に少しおかしなところがあるかもしれないからさ
そこらへんは質問とかされたら答えていくようにするよ。
どうせこんなこと言っても「どうせウソだ」とか言われるのがオチなんだろうけど
とりあえず終わりまで聞いてくれよ。

話は1か月前に遡るんだけど、俺の家の周りは田舎で車の音も通らないほど静かなんだ。
その頃このオカルト板にものすごく興味持ってさ。有名な八尺様とかアクサラとかの話し読んで
面白うそうだな~と思ってたわけ。
もちろんお笑い番組とか見ての面白いじゃなくて
なんかこう、怖いっていう感情を純粋に楽しんでるみたいなそんな感じね。
で話は戻るけど、いつもはものすごく静かだがらさ、時計のチクタクって音も明確に聞こえるわけ
そんな中「ぽ・・ぽ・・ぽぽぽ」もしかしたら「ぱ」だったかもしれないんだけど

「ぱ」と「ぽ」の中間あたりの音が聞こえてさ。「近所のオカルト仲間の友達がいたずらしてんだろ。
怖がらせるの目的で~」思って窓の方見たら なんか白いものが動いて見えたんだ。
結構大きかったね。大体2,3メートル・・位かな?
「でっけー」と思ってたらさらにヤバいことを心の中で考えてしまった。
「この展開、なんか八尺様の現れるパターンとよく似てないか?」
瞬時に背筋が寒くなってさ。ヤバいと思ってたんだけど・・・・
八尺様は限られた地方にしか出ない。と書いてあったの思い出して
なんだ、ただの浮幽霊か。でその時は済ましたわけ。
んでその数日後。大体7時~8時の間だったはず。受験勉強してたらまた
「ぽ」だか「ぱ」だかわかんない音が聞こえてきたんだ。
その音が大体20分くらい続いてさ、うるさくて集中出来やしない。
思い切ってカーテン開けて「うるせぇ!」て叫んだの。
そしたら数日前に見た白いものがいてさ、遠くからじゃわかんないのだけれども
こっちを凝視してるということだけは分ったんだよ。
心の中の恐怖がそういう風に考えさせたのかもしれんけどさ。とにかく怖かったから
急いでカーテンを閉めたんだ。

936 934 2010/08/22(日) 18:32:11 ID:4G8bN8PZ0
それから同じことが何週間も続いたんだけど、出てくるのは決まって金曜日の夜。
だからここしばらく金曜日の夜は恐怖でおびえてたんだよね。
夜中に家のじいちゃんが心配して声かけててくれたんだけどね、俺は恐怖でそんな声
耳に届かなかったんだよ。んで翌日昨日なんて言ってたの?って訊くと何の話?
って惚けられたの。しつこく聞いたら怒られてさ。ボケたのかなとか思ってたら
そういえば八尺様の話でも似たようなことが書いてあったの思い出したから、
余計に怖くなってさ。もしかして俺魅入られたのか・・?って不安になったんだよ。
んで昨日まで普通に何もなかったんだけど、今日それは起こったんだ。
俺はもっかい八尺様について調べてたんだよね。
んで今まで安心しきってた俺を一瞬で消し去る文を見てしまったんだ。

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洒落怖

絶叫

今から20年前、ある女性が大阪の企業に勤めていた
毎日続く激務に疲れ果て、そろそろ転職しようかと思っていた頃の話である

その企業の社宅の女子寮というのが、山奥の骨董品のようなボロアパートだった
かろうじてユニットバスをつけただけの古アパートを嫌い、その社宅に住んでいるのはその人だけだった
会社が家賃の大半を払ってくれていることと、静かで環境が良かったためだという

ある日、激務を終えて夜中にへとへとになって帰ってくると、自分の部屋に明かりが点いている
おかしいな、消し忘れたのか……と思っていたが、それからもしばし消したはずの部屋の電気が
家に帰って来ると点いていることがあった。会社の総務部に言って点検してもらったが、異常はなかったという

そのアパートには通常の階段の他に非常階段があり、その人の部屋は正面から見て左端にあった
そんなわけで、彼女は疲れ果てて帰ってくるとアパートの左端にある非常階段を使って部屋に帰っていた

その日の仕事も深夜になった。くたびれて非常階段を登り、非常扉を開けると、人がいた
その人を見た瞬間、体験者はぞくっと寒気を感じたという

そこにいたのは女性だった。しかし、知り合いではなかった
見たこともないような物凄い長身の女性で、白い、フリル付きのワンピースを着ていたという
しかもそのワンピースは汚れており、あちこちに枯れ葉がついている有様であった
汚れた白い靴に穴の開いたストッキング、パサパサになった長髪には、すり切れかかったリボンが結ばれていたという

このアパートに私以外の住人はいない、ホームレスだろうか……と、そんなことを考え、
部屋に入ろうとバッグから鍵を取り出した瞬間だった

ひーぃぃいいいいーーー

悲鳴とも笑い声ともつかない絶叫が廊下に響き渡った

544 本当にあった怖い名無し New! 2012/03/12(月) 21:36:48.91 ID:RSoX4Ryt0
体験者は肝を潰してその女を見たという。するとワンピースの女は、一歩一歩こちらに歩み寄ってきたのだという
薄暗い廊下の中で、そのワンピースの女をよく見ると、肌が異様に白く、目の周りは汚れて落ち窪んでいた
その瞬間、体験者はこの女がこの世の者ではないとわかって、背筋が凍りついた

ひーぃぃいいいいーーー

また甲高い声が女から発し、身の危険を感じた体験者は非常扉の外に飛び出た
ゆらゆらと揺れるワンピースの女の影が非常扉の窓に映しだされた瞬間――

バン!

ひーぃぃいいいいーーー

ワンピースの女が非常扉にぶつかる物凄い音が非常階段に響き渡り、同時にあの絶叫が耳を劈いた

(あっちに行って! あっちに行って!)

祈るような気持ちで非常扉のドアノブを握っていると、女の影が窓から離れ、あの絶叫が徐々に遠ざかっていったという
しばらくして、体験者は恐る恐る非常扉を開け、廊下の向こうを見た

まだあのワンピースの女はそこにいたが、こちらに背を向け、廊下の向こうにゆらゆらと歩いてゆく
そのとき、この女の目をかすめるには今しかないという直感が体験者を貫いたのだという
体験者は非常扉から飛び出るや、急いで部屋の鍵をドアノブに差し込み、自分の部屋に入って鍵を掛けた

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殿堂入り怖い話

八尺様

親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗るようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。
決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。
春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで行った。
まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛いでいた。そうしたら、

「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」

と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じがした。
それも濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。
何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。
生垣の上に置いてあったわけじゃない。帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで来ると、一人女性が見えた。まあ、帽子はその女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。

でも生垣の高さは二メートルくらいある。その生垣から頭を出せるってどれだけ背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。

そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。

その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
と言っても「へぇ~」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」
と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にある電話まで行き、どこかに電話をかけだした。引き戸が閉じられていたため、何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。

じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。あの女だって、自分から見に行ったわけじゃなく、あちらから現れたわけだし。

そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。