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洒落怖

除霊

コンビニでバイトしてた時の事
俺はどうも感じるタイプの人で、やばい場所に行くと全身の毛が総毛立つような感覚を覚える
オカルトは好きだけど、心霊スポットは勘弁
みたいな人間だ

その日、バイトに行くと店長の様子が変
それ以上に近づきたく無い、なにかヤバイ、そうとしか言えない様な感覚に襲われながらも、仕事なので仕方ない
挨拶しながらタイムカードを切っていると店長が
「やべー痛くて死ぬ。首がまわらねぇー」
と独り言を
「どうしました?」
聞くと、出勤途中でセブンに寄り、駐車場で携帯を弄ってると急に寝違えたように首が回らなくなったらしい

いや、店長、そこ数日前に駐車場で死亡事故のあった場所ですよ…とは流石に言えなかった
少し店長を避けつつ嫌々仕事をしていると、常連のおばさんが来店した

おばさんは店長を見るなり俺を隅っこに呼び出し
「店長さん憑かれてわよ…いい?あなたが祓うの。寝違えた時に腕を後ろに引っ張るといいのは知ってる?それを南無阿弥陀って心の中で唱えながら両腕を同時に後ろに引っ張りなさい。上手く行けばそれで払えるわ」と言い出した
ぶっちゃけ意味わからねえと思いつつ、このままなんかヤバイ店長と仕事をするのが嫌なので実行

ぐぐぐっと引っ張っていると?店長が「お?」と言って首を回す
「すげえ、治った!マジありがとう!」
常連のおばちゃんのおかげです
あとからおばちゃんと話をすると、腕を後ろに引っ張ると「気」の流れが良くなるのだそうだ
それが霊を退けるらしく、同じ様にヨガや整体は身体の気の流れを良くして霊に耐性を着ける一種の儀式なんだそうな

皆さんも寝違えた時は単なるものでなく、何かに憑かれたかもしれないのでお気をつけを…

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立ちすくむ女

関係者の迷惑になると困るので、細かな詳細については書けないけど、以前に
慰安旅行で、福井の海岸沿いにある旅館での体験
私の勤めている会社は、社員旅行が毎年行われているんだけど、海外と国内を交互に毎年一回実施されている
観光と宴会も済んで、部屋に戻ると恒例の賭けトランプで12時過ぎまで一喜一憂していたが、自分が親の時に
大凹みをくらい、一時退席して、バルコニーで缶ビールを飲みながら、向かいの海岸を眺めていると、街灯の
下に女性が立ちすくんでこちらを見ていた
女性は髪の長い人で、ベージュっぽいスカートに白のシャツを着ていて、手には海草?髪の毛?みたいな感じの
物を持っていた
その時、ゾッとして部屋に戻り、トランプに興じている同僚に話すと、全員一斉にバルコニーに出た
一人が”誰もイネーじゃねーか!”とつまんなさそうに部屋に戻り、ゾロゾロと部屋に戻っていったんだが、
一人だけ、顔面蒼白でずっと立ちすくんでいた
私は、お前も見えるの?と聞いたらコクコクと頷いた
その日は、何事も無かったんだけど、旅行も終わり、翌日会社に出勤すると、殆ど話もした事の無い女子社員
で霊感が強い子が、○○さんお払いに行った方が良いですよと!と一言
私は、どうして?と聞くと、背中に女の人が憑いてこちらを睨んでいますけど・・
そのこ子に、旅行での話をすると、○○さん優しいから憑いて来ちゃったんじゃないかな?
色々とその方面に詳しい人に教えてもらい、隣県だけど除霊をしてくれる人がいるのを聞き、尋ねた
70~80歳位のお婆さんで、除霊をして頂いた
そのお婆さんの話では、私の守護霊が強いので、霊障が起こる事は無いが、時間の経過と共に色々な
霊を引き寄せて来るので注意が必要と言われ、私の守護霊の話を聞かせて貰った
ちなみに、お婆さんは除霊を生業としていないので、謝礼は一切受け付けなかった
なんでも、金銭目的で行えば、霊能力は無くなるらしく、何故除霊を受けるのかについては、自分の徳
を一生かけて上げて行く事が目的ですと言われた

一番驚いたのは、田舎の実家にTELして先祖の記載されている家系図の写しを送って貰ったんだけど、守護霊
に、お婆さんが教えてくれた3代前の名前があった
嘘の様な話だけど、本当にそんなことあるんだと、今でも信じられない気持ちなんだけどね

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通さない

流れぶた切りすまん。

大学時代の友人が事故で亡くなって4年たつ。
先週サークル仲間で集まって墓参りに行ったんだ。

結構な田舎の小さい霊園だから、休日昼間なのにあんまり他にお参りしてる人はいなかった。
お墓洗って花供えて手合わせて。
やる事なんて大して無いし、男5人で結構ぎちぎち状態でのお参りだったから、そばのファミレスにでも移動してそっちで思い出話するかってなった。

んで振り返って霊園を出ようとしたら、出口んとこに人がいる。

本当に小さいとこで、出入り口は二人すれ違うのがやっと位の狭いの一つしかない。
こっちの大人数で通るには迷惑かけるよな、と思って、その人が移動するまで待つ事にしたんだ。

しかしそいつは動かない。多少距離があるので表情はわからないけど、何かしてる気配もない。
しょうがないから向こうに避けてもらって出ようと思ったら、最初にいた奴の向こう側に人が増えてるのに気づいた。
828 :2/3@\(^o^)/:2015/05/02(土) 13:31:19.21 ID:CjPdRTY10.net[2/4]
待ち合わせ?と思ったけど、おかしいんだ。
晴れた日で、ちょっと距離があるにせよ向こうの様子はよく見える。出入り口の周りは荒い柵で、その外は駐車場だ。
誰かが歩いてきてたら絶対気づく。向こうが移動したら出ようと思って、ずっと見てたんだから、余計だ。
俺らが動き出すまで、一人しかいなかった。
一瞬で10人以上も増えるわけがない。

思わず振り返ったら、仲間も何か微妙というか腑に落ちない、って顔をしていた。
晴れた真昼間でまだ恐怖感なんて全然なかった。
でもこれはおかしい、気持ち悪い、何だこれ。

もう一度出口の方を見た。更に人が増えてる気がした。
なのに誰も入って来ない。
多少距離があるとはいえ、晴れた日で、他はくっきり見えるのに、そいつらの顔は全くわからない。
なのに、全員こっち見てる。見てるのはわかる。

仲間の一人が、「逃げた方が良い…よね?」と言った。
どこから逃げるというのか。
柵の向こうは人集りになってた。
縦長の霊園。俺らから見て正面が出入り口、左手は隣接の寺の塀、右手は道路、後ろは川。
別の一人が「逃げろ!!」と叫んだ。
みんな後ろの川に向かって走った。
出入り口からぶわっと人が流れ込んできたのが気配でわかった。

川と霊園を隔てる金網をよじ登って、有刺鉄線を無理やり潜って、転がり落ちるみたいに河川敷に落ちた。
見上げるとまだ金網に仲間がくっついてて、そいつのパーカーのフード部分を掴んでいる腕が、他の部分を掴もうと伸びる腕が、何本も見えた。
そいつは金網から手を離して、殆ど飛び降りるみたいにして腕を振り切った。
痛みで上手く歩けないそいつに手を貸して、全員とにかくその場を離れるのに必死だった。
829 :3/3@\(^o^)/:2015/05/02(土) 13:31:33.08 ID:CjPdRTY10.net[3/4]
幸い骨折等はなかったものの、霊園と河川敷に結構な高低差があったし、有刺鉄線で引っ掻いたりもして、みんな傷だらけ。
車は例の駐車場。
何時間もたって、ちょっと落ち着いてから寺に電話して、お寺の方についてきてもらって車を回収して帰った。
一応状況説明はしたけど、困った顔をされただけで、除霊とか何か曰くの話とか全くされなかった…。
こっちも混乱してたし上手く伝わらなかったのかもしれないが。

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赤ずくめの女

ちょっと長いけど俺が一昨年の冬に体験した話書いてく。
初めて“そいつ”にあったのは2年前の11月だった。
俺は幼い頃に母ちゃん亡くしてて、今は父親と2人で神奈川のとある小さい町の一軒家に住んでるんだ。
その日もいつも通り高校終わって最寄駅で降りて、いつも通りの道で家に向かってたんだ。
神奈川っつっても田舎だから細くて人通りのない道が多くて、夜になると我ながら結構不気味w
帰り道半ばの雑木林の脇道に差し掛かった時だった。
電柱の脇にそいつはいた。

真っ赤なトレンチコートと真っ赤な靴とこれまた真っ赤なハットっていう、とにかく全身赤づくめの女の子。
身長は小学校低学年くらい。ハットを深くかぶってたから顔はよく見えなかった。
そんな異様な恰好の女の子が夜の10時くらいに誰もいない雑木林の脇道に立ってるんだぜww
「こえーww」とか思いながらその子の脇を通りつつチラ見したんだ。
988 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/14(木) 11:54:28.40 ID:Ok+H4h3M0.net[2/10]
そいつは女の子じゃなかった。
ハットで鼻から下までしか見えなかったけど、真っ赤な口紅を塗ってたし、なにより肌にしわがあって、たぶん40歳くらい。
何の病気かわかんないけど、顔は大人なのに身体だけ子供、みたいな人たまに見かけるじゃん?あんな感じ。
しかも俺が目の前を通ってるのにもかかわらず、全く微動だにしないでただ暗闇のなかに立ってるの。
もう本能でこいつはヤバイって感じた。ダッシュで逃げるのもアレだから、速足でそこから立ち去った。

次の日の帰り道、「これが洒落怖の話だったら絶対あいつまたいるよww」とか思いながら例の雑木林脇の道に差し掛かった。
その日は授業も少し早めに終わってまだ夕方だったし、最寄駅まで友達と一緒に帰ってたからあまり恐怖心はなかった。
そいつはいなかった。
霊的なストーリーを期待してた自分としてはなんだかがっかりした反面、ちょっと安心した部分もあった。
脇道を通って、角を曲がった瞬間、俺は凍りついた。

あいつがいた。
前日と同じように真っ赤な服装で電柱脇に立っていた。
ヤバイヤバイヤバイと思いつつも、そこを通らないと家にたどり着けないから、仕方なくそいつの前を通った。
また何の反応もない。
心臓がドキドキしているのが自分でも分かった。一気に手汗が出てきた。
誰かと待ち合わせるような場所でもないし、その女は手ぶらだったし、次第に「こいつは何なんだろう?本当に人間なのか?」と思い始めた。
次の角を曲がる時、後ろを振り返った。
そいつはまだそこにいた。こちらを向いて。
989 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/14(木) 11:55:01.33 ID:Ok+H4h3M0.net[3/10]
次の日もその次の日も、そいつはいた。
気になったのは、毎回そいつが現れる場所が変わってたということ。
そして気付いた。だんだん俺の家に近づいてる。
その次の日、遂にそいつは俺の家が面している道に現れた。
人間じゃないヤバイやつかもしれないと思っていたのに、その時は不思議と気味悪さと「何で付いてくる?」という怒りで我慢できなくなって、そいつに話しかけてしまった。
「あの、どなたですか?毎日付きまとうの止めてもらっていいですか!!」
女は、微動だにしなかった。
相変わらず真っ赤なハットのせいで顔がよく見えない。
あの、ともう一度声を掛けようとした瞬間、突然女が笑った。
笑った、というかニヤリ、と真っ赤な口紅を塗った口を大きく開けた。
そいつの歯はまっ黄色で、何本かは抜けていた。
ヤバイ、と思った。
俺は急いでそいつから離れて家の鍵を開けて玄関に飛び込んだ。
憑かれた、と思った。
990 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/14(木) 11:57:58.16 ID:Ok+H4h3M0.net[4/10]
その晩、仕事から帰ってきた父親にその女のことを話した。
父親はそんな女見たことないと言い、
「そんな小せぇ女怖くもなんともねえだろ!仮に幽霊だったとしても母ちゃんが守ってくれるから大丈夫大丈夫!」
とか言って全く相手にしてくれなかった。
母ちゃんは亡くなる数日前、
「天国に行っても○○ちゃんのこと守ってあげるからね」
と言って俺に小さいお守りを渡してくれた。
父親の言葉で引きだしにしまっていたお守りの存在を思い出し、翌日からバッグに入れて持ち歩くことにした。
お守りのおかげか、どこか安心した気持ちになった。

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洒落怖

望み

これは俺が数年前に経験した話なんだが吐かせてくれ
今も経験してるが。
当事高校2年の夏休みだった
あの日俺は友達と遊んでて帰りが遅くなったんだ夜の11時ごろだったと思う
いつも通り家に帰っていると途中で道端に座り込んでる女性を見つけたんだ。
どうしたのか女性に聞くと気分が優れないとの事だった、何を思ったか俺は人助けをしようと思って家まで送りますよ。と言ってしまった
女性は申し訳なさそうにお願いします、と言って立ち上がったが、フラフラしていて、結局俺が背負って行くことになった。
俺は女性の指示通り歩いていった。
36 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/22(金) 23:47:19.40 ID:atkcraBA0.net[2/5]
二十分ほど歩くと女性がここです、と言ったので俺は女性から鍵を貰い玄関を明け女性を降ろした。
そこはなんの変哲もないアパートの一室だった。

女性がもしお時間があれば寄っていって下さい、と言ったので俺は言葉に甘えて寄ることにした。
中に通されるとテーブルがありその他はベッドがあり可愛らしい部屋だった。
女性にお茶を入れるので適当に座って下さいと言われたので適当に座ったんだ。

暫くすると女性がお茶を二つ持ってきて、雑談をしながらお茶を飲んだんだ。
時刻は12時近くになっておりそろそろ帰ります、と伝えたところ泊まっていけと言われたが流石に帰ると伝えると女性は急変した。
37 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/22(金) 23:48:39.39 ID:atkcraBA0.net[3/5]
「…もう一人は嫌だ…私を一人にしないで…」
みたいな事をボソボソと呟き立っている俺の体に抱きついてきた。
女性にしては有り得ない力で全く振り解けなかった。俺はそのまま無理に逃げようとバランスを崩しベッドに倒れた。その上から女が跨ってきて俺の首を締め出した。俺はそのまま気を失ってしまった。

次に気がつくと俺は部屋の外で寝ていた。
直ぐに昨日のことを思い出した俺は怖くなり逃げ出した。手遅れだったが。
家に着くと親に叱られ、昨日のことを話すのもアホらしく友達の家に泊まってたと言って適当に誤魔化した。
38 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/22(金) 23:51:04.02 ID:atkcraBA0.net[4/5]
日中はとくに何もなく俺が寝てからだった
どれほど寝たのか分からんが気配を感じ俺は起きた。すると昨日の女が俺の上に跨りブツブツと呟いていた。そしてまた首を締められ俺はまた意識を失った。
つぎの日流石に不味いと思った俺は知り合いの住職の元を訪ねた
俺は住職に今までの経緯を伝えた。
帰ってきた答えは最悪だった。
先ず俺はその女の霊に取り憑かれており俺が女に招かれたのは異界。
でそこで一晩過ごしてしまった俺の魂の半分は向こうの世界に行ってしまい今動けているのが奇跡的だと言う。
39 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/22(金) 23:55:38.77 ID:atkcraBA0.net[5/5]
しかも魂同士が複雑に絡み合い無理矢理にこの霊を離せば俺も死んでしまうらしい。
俺が邪険に扱ってもこの霊は俺をさっさと向こうに連れていこうと殺しに来るらしい。
そこで共存という道を示され、その女の霊の望みを少しでも叶えること。
一人にはさせないなど声をかけてやること。と言われた
満足させてやることで、残り少ない俺の命を少しでも先伸ばしにする方法らしい。
流石に俺も最初は自分が死ぬなんて信じられないし他の住職の元へも行った。
だが除霊を受けても苦しいばかり、受けた日の夜には女の霊には首を今までよりも強く締められた上「あなたは私のもの」とか言われる始末。
俺はもう生きるのを諦めた。
40 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/22(金) 23:55:46.16 ID:Jr/qZrIV0.net
ほうほう
41 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/23(土) 00:01:19.65 ID:Erwv2oal0.net
続きは?
42 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/05/23(土) 00:08:01.56 ID:Ef8XQGwS0.net[1/2]
あれから数年俺は自分が長くないことを悟った。俺は毎日少しずつだが精気を吸われ今は生きる気力もない。だがこれだけは残したい。
先日久しぶりに最初の住職の元を訪れると俺の精気がかなり薄れており、女も薄れていると言う。魂もより複雑に絡み合っている。
もう長くは持たないと言われた。覚悟していたので不思議と怖くはなかった。

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かっこいい除霊

186 1 2005/12/16(金) 18:30:58 ID:m1SdSJAH0
怖いというか・・・

高校のときのクラスで、いじめられてる訳じゃないけど、「いじられてる」Aという奴がいた。
なんというか、よく問題を当てられても答えられなくて、笑われるような感じ。
でも本人はへらへら笑ってて、特に暗くも無いし、鈍感という言葉が当てはまる奴だった。

ちなみにAは喋るとき少しドモり気味で、それも笑いのネタにされていた。

夏休み前、遊びと称して心霊スポットへ連れて行って脅かしてやろうという、
工房丸出しの幼稚な考えを思いついた俺達グループは、そいつに声をかけた。
一つ返事で承諾したA。場所は現地でも有名なダムで、その周辺の探検という事に決まった。

そして当日。真夏の夜、Aを含め5人はいたものの、
場所が場所だけにやっぱりひんやりとして、ちょっと不安になった。
それでもここまで来たなら行こう、という事で、
膝の辺りまで茂った草、湿って不安定な地面を進んでいく。もちろん先頭はA。
ある一定の所まできたら4人そろって隠れてやろうという事になっていた。
(バカ高校の生徒の頭で考える作戦はこれが限界)
10分くらい彷徨ったとき、廃屋、というか小屋みたいなものを見つけた。
それを見つけてここがタイミングだな、と隠れようとしたとき。

小屋の入り口付近に、白い女が、もう本当にイラストとかで見る「髪の長い白いワンピースの女」がいた。

187 2 2005/12/16(金) 18:31:59 ID:m1SdSJAH0
どう考えてもこんな時間にそんな女がいるのはおかしいから、
そいつがこの世のものではないのが一瞬でわかった。
誰かが逃げろ!と叫んだ。俺も走り出そうとした。ところが。

Aが逃げない。

「おい、A!後ろ見てみ!早よ逃げるぞ!」といっても、きょとんとした顔でAは、
「ん、んー?なんか、お、おるんかー?(ドモってるからこんな感じ)」と。
どうやら彼だけ「見えて」ないらしく、きょろきょろしてそこから動こうとしない。
置いていくわけにも行かず、逃げるに逃げれなくなった俺達。
女が滑るように近付いてくる。Aの方向ををこれ以上ない、恐ろしい笑顔で見ていた。
こいつを連れて行こう、みたいな、こいつなら気付かずに、見たいな・・・

やばい・・・とは思うものの何も出来ない。とうとう女がAの隣りまで来た。

「なあんてな。コイツやろ?」

「え?」

188 3 2005/12/16(金) 18:32:26 ID:m1SdSJAH0
唐突に、いつもの口調と違うAは女をはにかんだ笑顔で指差した。
Aは女の顔に自分の顔を近づけ、面と向かって言い出した。

「おい、コラ。こんなトコで彷徨う事しか出来んのかお前は。
いい加減死んだ事に気付け、このアマ。」

ワンピースの女はもう笑っていなかった。
明らかに動揺した顔を2,3秒浮かべた後、ふっと消えた。
Aは最後に「そのほうがいい。」と呟いた。途端、雨が降りはじめた。
Aは唖然としていた俺達に向かって「ん?行こ、行こ。」と。
いつもの口調に戻っていた。