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536 ME ◆KCYjPGrG56 sage New! 2011/04/08(金) 03:30:04.89 ID:XQ/W8jQK0
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本家は不妊治療と並行して、三人借り子をしたが「邪魔された」らしい。
(本家の血筋が弱まれば、その地域で得する人達がいた)
それで、(悪運の強そうな?)女の子を探していた。
「でもねー、かなりの遠縁ですよね?他の分家筋の方々に申し訳が立ちません」とおばあちゃんがやんわり断ろうとした。
「ですから、分家筋の方も根回しはしました。今回の事でかなりの人達が動いています」
「でもねー、私達じじばばも両親も本家へついていけないのでしょう?心配だわねー」
「御守りいたします」とお兄さんが顔を上げた。
「俺は知ってるぞ!前の借り子三人全員、血反吐にまみれて死んだんだ!何が『お守りします』だ!」
「孫はやらん!だから、あんた等には関わりたくなかったんだ」
おじいちゃんは本家とは絶縁とまではいかないものの、交流を拒んでいたらしい。
「この大馬鹿息子!」と父、おじいちゃんに張り倒される。
必死の説得を受けて、私は本家のあるI市へ移る事になった。
神無月の10月が過ぎ、11月1日。
まる一日かけて、世話役の「カイさん」と地元から遠く離れた本家のあるI市に到着。
本家の大きな門をくぐる前、車から降りてお辞儀をして中へ進んだ。
537 ME ◆KCYjPGrG56 sage New! 2011/04/08(金) 03:32:29.73 ID:XQ/W8jQK0
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それから歓迎の儀式だったが、歓迎と言うよりは葬式みたいにしめやか。
子どももたくさん来ていたのに、誰も喋らない。儀式を行う本家当主以外誰も喋らなかった。
当主も特殊な祝詞みたいなものをあげていた。
次の日からは常に監視役やら世話役やらに囲まれていた。
朝起きると、井戸水を頭からかけられる。
間食なし、三食は肉・魚・卵厳禁(殺生を避けた?)。
お腹がすいたからといって、台所に近づいただけでも怒られる(火は穢れるから)。
夕方から当主や跡取り息子よりも先に一番風呂。
登下校は完全送迎。
息抜きといえば、学校で勉強する事と自分を必要としてくれる例の息子夫婦に甘えるくらいだった。
そんな楽しい学校でも、ちょっとした歪みが出てきていた。
転校初日から、私は名無しで生活していて学校でもME(本名)を名乗れなかった。
特に、旧家出身の担任ジロウ先生は事情を知っていて、私を「オミカリ様」と呼んでいた。
「借り子」と呼びかける児童には、きつくお灸をすえたので、上級生からも注目を浴びるようになってしまった。
なおかつ、登下校の送迎と授業中も教室の後ろや廊下で待機している世話役の「カイさん」が目立つ。
そのため、転入先のクラスメイトは私をいじめるようになった。
いじめはエスカレートして、教室に入った途端投げつけられた花瓶が当たって顔を切ってしまった。
ジロウ先生は大激怒して、「オミカリ様になんて事をするんだ!」と怒鳴って、
いじめていた子達全員に平手を打った。

アウトレイジより凄い世界でわろた
怖いというより壮大な創作だな