洒落怖
島の祠

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質問にもあったけど、神主、能面、女の霊、男の子の霊のつながりは
私にもよくわからないんだ。
あったことをそのまま書いたから、
小説なら水があったこととかも後々の布石になるのだろうけど、
そんな気の利いたことはなかった。
ただ、あの後D(Bの仲間)がいろいろ調べてわかったことを付け加えて、
最後に私なりの解釈を書いておくことにする。

745 591 sage New! 2012/09/25(火) 16:58:38.90 ID:n0kj9xzD0
D達から聞いてわかったこと
私達がキャンプをした次の日の朝、町の職員は確かに洞窟の板の張替えをしたらしい。
ただ、その場に神主は呼んでいないとのこと。
町の職員が板を張り替えるのは数年に1度で、
洞窟は中に不法投棄されたガラス片などが落ちているため危険だからだそうだ。
御札が貼ってあるかどうかは把握してないらしい。
私とAが訪問した神主宅はやはり存在してなくて、そこは数年前から空き家だった。
川の上流には確かに治水工事の安全を祈願した祠があった。
島にあった洞窟は治水工事以前からずっとあるものらしい。
昔から漁の安全を祈願する場所として使われていたらしいが、
戦後にはすでにふさがれていたそうだ。
お年寄りの中には洞窟の存在を知っている人はいたが、
何であるのか、何で塞がれているのか知っている人はいなかった。

質問にあった、名刺はC寺で焼いてもらった。
電話番号がつながるかとか気になったけど、それよりも
もうこれ以上関わりたくないという気持ちが強かった覚えがある。

746 591 sage New! 2012/09/25(火) 17:00:02.25 ID:n0kj9xzD0
最後にわたしなりの解釈
C寺の住職さんの言っていたことも含めてだけど、
元々神主さんは存在していなくて、能面のような姿の霊的な何かが
神主の姿で私達の前に現れたのだと思う。
バカじゃないの?と言われたとき私が感じたのは“強烈な悪意”で、
意味もないのにがんばって無駄だったね~wwwって感じだった。
私のことを精神的に追い詰めて楽しんでいたのか、
もしかしたらそれで私が死ぬことを望んでいたようにも感じる。
タイミング良く(?)私とBに霊が憑いた理由はわからないけれど、
もしかすると能面に支配されるような状態の霊が多数いて、
その中から女と子供を擦り付けられたような感じなのかもしれない。
C寺の住職さんも、私と女の霊との繋がりは憑かれるというにはあまりに
弱いものだと言っていた。
能面は島に祭られていた何かの変化した姿だと私は思っている。
後から考えると、霊道の話をしていた時に島の祠を封じたことを
不満げに話したような気もする。
あそこまで手のこんだしかけをしてまで、私達にいたずら(?)をした
理由はわからない。

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