占い・おまじない、呪い
呪いの連鎖

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何で俺たちに何も告げずに出かけるんだ?あれだけ密に連絡を
取り合ってたのに、それからすぐに二人は行きそうな場所として
実家に向かった。主の居なくなった家にたどり着いたが
そこにも3人の姿は無かった。

それから2日後、二人の元に警察から連絡が来た。
長男一家が事故死したのだと言う知らせだった。
事故の原因は先に書いた通り不可思議なものだった。

葬儀が終わっても二人は押し黙っていた。
しばらくして二人は長男一家の家の整理に追われた。

家の片付けをしている時にAは、長男が残したであろう
メモ帳を見つけた。そこには奇妙なことが書いてあったらしい。
「俺が何をした」その言葉が何ページにもわたって 
書き綴られていたそうだ。最後のページには

181 本当にあった怖い名無し sage 2007/05/25(金) 11:09:48 ID:vXN3Fb5U0
「俺と○○、そして○○これで3人だ、もう終わりにしてくれ」
次男とAの名前が書かれていた。それが最後のメモだった。

次男にそれを渡し、Aは押し黙った。
それを見た次男は、兄貴は神経質すぎたのかもしれない。
そう言い終えて次男も黙りこくってしまった。
Aは心底おびえたそうだ。馬鹿にする次男を無理にさそい
祈祷師やら、その手の除霊専門の所を何カ所も回ったらしい。

細かく書けば本当に凄い量になってしまう。だからかなり
はしょってるから勘弁して欲しい。

長男が亡くなり2年経ち、次男が事故死した。
そしてその話を俺は聞かされた。

呪いと言われても俺にはどうしてもピンとこなかった。
その話を聞いた後、俺はAに話し出した。
なあA、もしさ呪いが存在していたら俺は絶対に祟られてるよ。
お前も知ってるよな、俺が今まで色んな女にしてきた仕打ち。
お前が知らない話だってある。それこそいつ夜道で刺されても
おかしくないくらいだ。刺されないにしても相当、恨まれている事は
確かだと思う。現実に呪いが存在するんなら俺はもう死んでるはず。

でも俺がどんなに語ろうが、Aの周りでは不可解な事が起きているのは
事実。俺自身が一つずつあれやこれや説明しても納得するわけもなく、
話は平行線を辿るだけだった。

Aは俺と話した後に、すぐに所持していた車を処分した。
車で事故なんて嫌だし、Aは苦笑いしながらそう言っていた。

182 本当にあった怖い名無し sage 2007/05/25(金) 11:11:40 ID:79Ddwri60
それからしばらく何事もなく過ぎていった。その間も俺とAはちょくちょく
会っていた。会って食事したり飲みに行ったりしてた。
しばらく会ってないなと気になりだしたときに、Aから連絡がきた。
「病院にいて暇だから見舞いにでも来てくれよ、話もあるし」
それを聞いて俺はすぐに病院に向かった。

急いで病室に向かった。病室に入りAの姿を見たときはもの凄くショックだった。
別人かと思うほどやせ細ったAがそこにいた。
動揺してることを悟られたくなかった俺は、個室なんてえらい豪勢だなと
笑って語りかけた。するとAは俺これでも結構金持ってるんだよ。
笑いながら答えてくれた。

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