洒落怖
地下の世界

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お姉さんとK子は左の方に曲がりました。左の方も並木道が続いていました。
並木道のところどころには青白い光を放つ街灯が立ってました

502 16 2005/06/12(日) 23:30:08 ID:QTUiZp+N0
お姉さんとK子の会話の内容は大体こんな感じでした

K子「お姉さんの名前はなんていうの?」
お姉さん「わたしはサオリっていう名前なんよ」

K子「お姉さんは何してる人?」
お姉さん「ちょっとカガクの実験してるんよ」

K子「空から降ってきてる白いやつはなに?」
お姉さん「天井のコケが落ちてきてるんよ」

K子「ここってほんとに地下?あれは星空じゃないの?」
お姉さん「あれはコケが光ってるだけ」
K子「ほんまかなあ~?ほんまかな~?」

K子「ここにはお姉さん一人で住んでるの?他には誰かいるん?」
お姉さん「今は私だけかなあ」

K子「お姉さんいい匂いするなあ。香水つけてんの?」
お姉さん「自分で作った香水つけてるんよ」
K子「私も欲しいなあ」
お姉さん「じゃああとで上げるわ」

K子「ほんまー?ありがとう」

503 17 2005/06/12(日) 23:33:04 ID:QTUiZp+N0
そのあとも何か喋ってたようですが、僕の頭が少しでも早く歩いて追いついて谷間を鑑賞してやることしか考えられなくなってしまったので、

そのほかの会話内容は記憶にないです。
プチは僕の後ろからずるずるとひもを引きながら歩いていました。

右手の方角にはさっき正面に見えていた横長の白っぽいアパートのような物がずーっと見えていました。
明かりがついている部屋は一つもありませんでした。

街灯は相変わらずところどころに立っていますが、大して明るくないので、
アパートがはっきり見えるのが不思議でした。
まるでアパートの自体が光を発してるようでした。

僕は周囲の風景に目を取られながらもどうにか前の二人に追いついて、ボインをチラッと見ようとしたら、お姉さんが「●●君はお腹すいてるぅー?」と聞いてきたので、僕は「えっと、ハイ、朝に雑炊(かに味)食べただけなんで腹減ってます」と答えました。

504 18 2005/06/12(日) 23:34:43 ID:QTUiZp+N0
するとK子が「あたしのクッキーも食べたやろー!」と怒りました。
僕は「ああそうやったっけー?」と言いながら、ユッサユッサブルンブルン揺れるお姉さんのボインをチラチラ見ていました。

お姉さんはクスクス笑って「あんたら二人とも仲いいねえ」と言いました。

K子はヘラヘラ笑うとアパートの方を指差し、「お姉さんはそこのアパートに住んでんの~?」と聞きました。

お姉さんは「えーっと奥にもまだあって、3つ目のアパートに住んでるんよ」と言いました。

やがて並木道を抜けると、右に曲がってアパートが正面方向に見える状態で歩き始めました。

そして小川にかかった短い橋を渡りました。
覗き込んでみましたが、生き物はいないようでした。

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