洒落怖
禍々しい箱

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ええ。少し運が言いように思いますが特に。

そう。だけど、あまり色々見ないほうがいいよ。あんたは優しすぎて何でも背負えてしまうから、みんな憑いて来てしまう。
この島もこの海も、悲しい事件があった。
ゆっくりして何も考えずに過ごしたほうがいい。
(その島は戦時中に集団自殺があった島だ)

そう言われたことがある。

その後、たまに神社や森の側を歩いているときに、ザワッ!と突風が吹いたりした時とかに、
そのお婆さんの言葉が頭をよぎっていたんだが、その時には色々なことが走馬燈のように思い出された。

神社の神主さんに言われたこと、
学校の先生に言われたこと、
初恋の人に言われたこと、
シスター達にかけられた言葉、
祈りをしている最中に聞こえた言葉、
武術の先生に言われた言葉、
夢の中に出てくる爺様達が放っている言葉、
そして、旅をしてる最中とかにふと見上げた大きな木や、
山、岩とか、小さな社とかの景色。

それは日本古来からの○○の名前。
何故か涙が溢れてきた。

135 本当にあった怖い名無し sage 2014/03/01(土) 19:54:43.27 ID:UG7s3h6G0
だけど、やはりそれらの気配は決して良いものではなく、相変わらず大きな箱からも禍々しい気配を放っていた。

俺、これ開けたら死ぬかもな。。
そう感じたが、もう精神的に限界だったこともあり、俺は箱を開けた。
鍵は掛かっておらず、鉄で装飾されたすごく重い箱の蓋はギィィィィィと音を立てて開いた。

開けた瞬間、カビの臭いと生臭い感じの臭いが鼻をつき、その瞬間、胸の痛みが強くなり、息が出来なくなって気を失った。

目が覚めたのは、日が暮れてからだった。
蔵に入ったには午前中で、目が覚めたのは夜中2時を回っていたので、十数時間気を失っていたことになる。
と思ったが、日付が4日も過ぎていた。

136 本当にあった怖い名無し sage 2014/03/01(土) 20:00:52.78 ID:UG7s3h6G0
夜中でスマフォ以外の明かりはない暗闇の中で、何故か周囲が研ぎ澄ますように見えた。
そして、暗闇の中で、灰色の霧のようなもので形が作られたような人のようなものや、変な生き物の姿も無数に見えるようになっていた。

戦国時代の甲冑を着けていて首のないような人や、神社の祈祷師のような姿をした女の人や、蔵の隅の床に這いつくばった人、
天井にしがみついてる人のような生き物や、猪と牛を足したような生き物、色々なものが見えた。

それらは、声を発していないが胸の奥から唸るような声が聞こえ、しばらく動くことができなかった。

箱の中には、札が沢山貼られており、箱の中にも札の貼ってある小さな木箱があり、その中には小さな丸いあの鏡があった。
その他にも、豪華な袋に入っている脇差?と思ったが、黒い漆塗りの横笛や、その他にも、8つの大きな玉が付いた数珠のようなもの、
鉄で作られたなんて言えばいいんだ。先端に丸い装飾のある短い杖があり、
箱の蓋の内側に曼荼羅のような八角形の陣のような羅経が貼られていた。

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  • 匿名 より:

    自己紹介が自己紹介になってない 
    無駄に長い

  • 匿名 より:

    いたたたたた

  • 禍々しい箱