洒落怖
深夜のバイト

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木製の重たい箱を地面に置いて彼らに合流しました。
先輩が一言二言彼らに挨拶をし、僕の方に目を向けました。
その中で一番年長者の方にガツリと音が聞こえそうなくらい強く頭を叩かれた先輩は、
なぜか謝りながら僕の方に向かってきました。

「悪い悪い。……今からちょっとやることあるから、
          クルマの所で待ってろ。分かるように外にいろよ?」
僕は彼らにお辞儀をしてクルマの方に向かいました。

続く

334 本当にあった怖い名無し 2010/03/29(月) 18:33:59 ID:gn7JiTxT0
最初はすぐに戻ってくると思い、クルマの周りをウロウロしていました。
しかし、森の中。暗いw蚊が多いw足疲れたw座りたいw
以上の正当な理由から、僕はクルマの中に避難しました。
エンジンつけてクソ寒いクーラーもつけました。

後方のスペースを存分に使っていた荷物は先ほど降ろしたので、
やけに後ろが寂しい気がします。
先輩あとどれくらいで帰ってくるんだろとか、
何やってるんだろとかそういう疑問はありましたが、
正直ヒマでしょうがありませんでした。

335 本当にあった怖い名無し 2010/03/29(月) 18:37:08 ID:gn7JiTxT0
コンコン

静かな車の中でケータイのアプリでドラ○エをやっていたので、
その物音にはかなりビックリしましたが、先輩が帰ってきたのだと思い、
ドアを開けて表に出ました。
外には誰もいません。
森の中の暗闇は普通の夜道と違い、
月明かりや星が見えづらいためほぼ全くと言っていいほど視界がないです。
僕は結構ホラーとか心霊現象とかそういった物は否定派なんですが、
さすがにこれほどの暗さは単純に怖いです。
向こうから何かが襲ってくるような怖さが暗闇にはあるじゃないですか。
動物的な本能なんですかね、アレは。

誰も居ないのに物音がする。あるあるw
まあいいやと思い、僕はクルマに乗り、冒険の世界に戻りました。
 
336 本当にあった怖い名無し 2010/03/29(月) 18:37:48 ID:gn7JiTxT0
コンコン

しばらくするとまたノックする音が鳴りました。
今度もちょっとビビリつつ、表に出ました。
主に先輩に怒られる恐怖でw
二回目だとさすがに何かが偶然当たったとも言いがたいので
クルマの周りをぐるっと確認。

周りの木が当たるにしては距離がある。
かといってもう丑三つ時近く。
草木も眠ってるだろw
静かすぎて耳鳴りがするw
まさかイノシシとかクマw
っつかそれだったら怖すぎるw
ここで一番会いたくないのはむしろ地主だなw言い訳できねえw
「何でこんな所にクルマ止めてるの?」
「サーセンwわかりませんw」→不審者w通報w
笑えねえってw
あ、今、免許不携帯w
など考えながら、クルマに戻りましたw

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