洒落怖
ランダムキャンプ

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俺達はなるべく臭いをかがないようにしながら荷物を全て外に出すと、テントを
川で念入りに洗い臭いを完全に洗い落とし、荷物をまとめると早々にその場
を逃げ出した。

帰り際、ふもとの小さな町でそれとなく色々聞き込みなどもしてみたのだが、結局
あれが何なのかは解らなかった。
というより、山そのものに「いわくも何も無かった」といったほうがいい状態だった。

その後、俺達には特に何も起きておらず、結局あの晩に起きた事の真相は今現在まで
何もわかっていない。
ただ、今でも俺は少し暗闇が怖い。常にではないが、たまに真っ暗の闇の中から
あの何か気配や歌声が聞こえてくるんじゃないかと不安になるときがある。

以上、これが1年前の出来事の全てです。
終わり。

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