山の怖い話
山小屋の話

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239 235 sage New! 2007/09/13(木) 22:51:39 ID:9+35Nh+E0
「誰かが来てキャンプみたいなんやった後に捨てていったんやろうな。」と言いながらカレンダーを捲ってた
Aがいきなり「うわっ」と叫んだ。皆が一斉に彼を見てどうしたのかを聞こうとした時にすぐになんで叫んでるのかが
分かった。
そのカレンダーの数十枚捲ったところに小さい黒い斑点が見える。
めくれば捲るほどその黒い斑点の大きさと量は増えていき、赤黒くなって見える。
Aは「やばすぎ!!」とそれをすぐに手から放り投げた。そこで彼は先ほどの影の話をし始めて
「ここやばいんやね?気持ち悪すぎる。」と言い、その場全員が来るまでにした怖い話のせいもあり
固まって動けなくなった。
どうにかその内の一人のBが「見間違いやって。そんな影なんか。しかもこの黒いのも土やろ。10年前のやぞ?
雨降れば少しは色も変わるって。」と言いながらカレンダーを拾いに行くと、Aが「お前読んでみいや。」
と言い始める。自分達にはAが何を言ってるのかわからず拾いに行ったBが「何をよ。」と笑いながら
カレンダーを拾い捲っていった。その瞬間に「ひっ」と変な声を出しながらカレンダーを落とした。
「これは、無いわ。なんちゅう悪戯をしとんやろ・・・。」と言いながら何かが憑いたんじゃないかと
いうぐらい青い顔で目を見開いていた。さすがに誰もそれを見ようとはせずにただ、「どうしたん?」
「何があるん?」と唯聞くのみ。Aは「見たらわかるって」と言うのみでBは固まったまま動かない。
何があるのか気になったのと、折角ここまできたのに、このまま帰るのは嫌だった俺はそのカレンダーを拾い
見てみた。何枚かを捲っていき、それを見た瞬間に手が震えて背筋に寒気がはしり、腰がどっと落ちた。
「うゎ・・・。なんかこれ!」と怖さを振り払おうと大きい声を出したら全員がびくっとなり一斉に俺を見た。
「まじで、何が書いとんか言えや。」と怒鳴りながら言う友人にAが「自分で見ろって!口にも出したくないわ」
と怒鳴り返し、再度静かになる。「み、皆でみればいいやん。」と何とか言うと見てないAとB以外の友人が集まって
来た。あまり、直に手で触りたくなかった為拾ってきた棒でゆっくりと捲っていく。
ただ、その黒い斑点のせいでくっついている箇所もあるため、1枚づつ捲れるようにに二本の棒で開いていった。

244 235 sage New! 2007/09/13(木) 22:57:14 ID:9+35Nh+E0
そのカレンダーはよくある日めくりカレンダーで大きさはA4ノートぐらいの大きさ。小さくないため一本の棒で抑えて
もう一本で開いていくと、8月の「19日」と書いてある場所から黒い斑点が始まった。それは「20日」の場所から滲んで
ついたようで、「20日」をひらくと再度それを見ていなかった友人達が「うわ。。」と口々に悲鳴をあげた。
それは小さい字で書いており
「20日 この日は私が初めて手首を切った日 これ見た人呪うね」と書いていた・・・。

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