洒落怖
雪降ろし

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包丁を振り下ろそうとしたその時、母親が目をカッと見開いた。

俺はそのまま動けなくなり、包丁を振り上げたままの格好でその場に立っていた。

母親は血走った目を大きく見開いたまま、布団からゆっくりと右手を取り出した。

その手には血まみれの大量の犬の毛が握られていた。

母親はそれを口元に持って行き、食べ始めた。
すると今度は左手を取り出し、醤油を飲み始めた。

変な呻き声を上げながら飲み続けた。
しばらくすると血を吐き始めて、そのまま動かなくなった。

285 本当にあった怖い名無し New! 2013/12/17(火) 04:05:22.66 ID:BcyJDssM0
俺は母親の死体を埋めた。

もうこの家には俺しかいない。当分ばれる事も無いだろう。

今思えば母親はもっと以前から狂っていたのだ。
あの死体も母親がやったのだ。

両親は当の昔に正気を失い、人殺しになっていたのだ。

隣の娘は悲しみで今も泣いているだろうか。
ここから引っ越す前に娘を父親の所に連れて行ってやろう。

そのためには、まずあの犬が邪魔だ。
犬に罪は無いが仕方ない。

食パンはどこだ。

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  • 匿名 より:

    ただのサイコパス野郎はタヒネ

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