殿堂入り怖い話
リゾートバイト

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そしたら次の日の晩、Bがひとつ同じ部屋の中にいる俺達をわざとらしく招集。
お前が来いや!!と思ったが渋々Bのもとに集まる。

B「おれさ、女将さんがよく2階に上がるっていったじゃん?あれ、最後まで見届けたんだよ。
いつも女将さんが階段に入っていくところまでしか見てなかったんだけど、昨日はそのあと出てくるまで
待ってたんだよ」

B「そしたらさ、5分くらいで降りてきたんだ。」

A「そんで?」

B「女将さんていつも俺らと飯くってるよな?それなのに盆に飯のっけて2階に上がるってことは、
誰かが上に住んでるってことだろ?」

俺「まあ、そうなるよな・・・」

B「でも俺らは、そんな人見たこともないし、話すら聞いてない」

A「確かに怪しいけど、病人かなんかっていう線もあるよな」

B「そそ。俺もそれは思った。でも5分で飯完食するって、結構元気だよな?」

A「そこで決めるのはどうかと思うけどな」

B「でも怪しくないか?お前ら怪しいことは報告しろっていったじゃん?
だから報告した」

語尾がちょっと得意げになっていたので俺とAはイラっとしたが、そこは置いておいて、
確かに少し不気味だなって思った。

「2階にはなにがあるんだろう?」

みんなそんな想いでいっぱいだったんだ。

次の日、いつもの仕事を早めに済ませ、俺とAはBのいる玄関先へ集合した。
そして女将さんが出てくるのを待った。

しばらくすると女将さんは盆に飯を載せて出てきて、2階に上がる階段のドアを開くと、
奥のほうに消えていった。ここで説明しておくと、2階へ続く階段は、玄関を出て外にある。
1階の室内から2階へ行く階段は俺達の見たところでは確認できなかった。

玄関を出て壁伝いに進み角を曲がると、そこの壁にドアがある。
そこを開けると階段がある。わかりずらかったらごめん。

とりあえずそこに消えてった女将さんは、Bの言ったとおり5分ほど経つと戻ってきて、
お盆の上の飯は空だった。そして俺達に気づかないまま、1階に入っていった。

B「な?早いだろ?」

俺「ああ、確かに早いな」

A「なにがあるんだ?上」

B「知らない。見に行く?」

A「ぶっちゃけ俺、今ちょーびびってるけど?」

B「俺もですけど?」

俺「とりあえず行ってみるべ」

そう言って3人で2階に続く階段のドアの前に行ったんだ。

A「鍵とか閉まってないの?」
というAの心配をよそに、俺がドアノブを回すと、すんなり開いた。

「カチャ」

ドアが数センチ開き、左端にいたBの位置からならかろうじて中が見えるようになったとき、
B「うっ」

Bが顔を歪めて手で鼻をつまんだ。

A「どした?」

B「なんか臭くない?」

俺とAにはなにもわからなかったんだが、Bは激しく匂いに反応していた。

A「おまえ、ふざけてるのか?」

Aはびびってるから、Bのその動作に腹が立ったらしく、でもBはすごい真剣に

B「いやマジで。匂わないの?ドアもっと開ければわかるよ」と言った。

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  • 匿名 より:

    漁に小さい子供を連れて行っても足手まといになるだけだから連れて行かないよ

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