ストーカー・きちがいの話
ストーカー転じて・・

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僕はその時ようやく「この子はちょっとおかしい。」と思い始めた。

「普通に無理。しかも今彼女いるから。アシがないなら家まで送る。」と言った。
それを聞いていた彼女が、「誰?」と聞いてきたので誰?と聞かれ、僕は「ほらいつも店にくるって言ってたあの子」と小声で返した。毎日電話がかかってくることも彼女には普段から話していた。

束縛も全然しないし僕が浮気しないことも十分悟っている彼女も、さすがに動揺し、「切って」と合図を出す。
「ゴメン待っててくれる?掛け直す。」と言い、電話を切った。

彼女は「どうなってんの?」と不機嫌そうに聞いてくる。僕は全部話した。
それを聞いて「その子おかしいんじゃないの!?
あたしが下言って話してくる」
といい僕の静止も振り切りマンションの下に降りていった。

彼女はお嬢様な育ちの娘さんだったが、痴漢やストーカー対策の為僕が空手を教えだしてからめきめき上達し、多少気も強くなった。
しかしここまでとは。
僕も遅れて下にいった。彼女とKが話していた。

彼女「どういうこと?彼女居るって聞いたんでしょ?」
K「いや、帰れなかったんで・・・。いないと思ったし・・.。」
彼女「いないければいいってもんじゃないでしょ。泊めてとか。」
K「○○君優しいから、いいかなっと思って・・・.」
彼女「いいわけないでしょ!おかしいんじゃないの!?」彼女が切れた。

その後色々言われて、Kは半泣きで「ごめんなさぃ・・・・」と言った。

彼女が僕と一緒に車で家まで送るといったが、彼女は「親に迎えに来てもらいます。ごめんなさい。」といって歩いていった.
ここからかな、雲行きが怪しくなっていった. それから1週間位した頃、彼女から仕事中に電話がかかってきた.

「いつもなら仕事中に電話なんかかかってこないのに何かあったのかな」
と思い、電話に出た。彼女は「腕切られた・・・。血がとまんないから救急車呼んで病院いる。」と言った。僕は仕事が終わってすぐに病院に行った。

彼女は手首の5センチくらい下から肘にかけて7、8センチくらい切られていた。
「誰にやられた!!?」と言うと、泣きそうな声で「160センチくらいの女・・・。」

Kだと確信した。僕はその時多分鬼のような顔をしていたと思う。
すぐに電話してKのところに行って、会った.
「どうしたの?」と何もなかったように言うK。

「俺の彼女の腕切りつけたの、お前だな」というと、「知らない」と言った。

しかし「嘘つくな。調べれば分かるぞ。」と言い睨んだら、「だって・・・」と言って黙った.やっぱりKがやっていた。
K「だってあの子むかついたから・・・。」僕は呆れた。

「むかついたから!?そんなことで人切りつけんのか!」と怒鳴った.
するとKは「あたし○○君のこと好きなの。だから嫉妬で頭混乱しちゃって・・・。」
「ふざけんな!お前頭おかしいんじゃないのか!」僕も怒りで乱暴な口調になっていた.

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