殿堂入り怖い話
姦姦蛇螺(かんかんだら)

この怖い話は約 4 分で読めます。

小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かったA、Bと三人で毎日バカやって荒れた生活してたんだわ。

オレとAは家族にもまるっきり見放されてたんだが、Bはお母さんだけは必ず構ってくれてた。
あくまで厳しい態度でだけど、何だかんだ言ってBのためにいろいろと動いてくれてた。

そのB母子が中三のある時、かなりキツい喧嘩になった。
内容は言わなかったが、精神的にお母さんを痛め付けたらしい。
お母さんをズタボロに傷つけてたら、親父が帰ってきた。
一目で状況を察した親父はBを無視して黙ったまんまお母さんに近づいていった。
服とか髪とかボロボロなうえに、死んだ魚みたいな目で床を
茫然と見つめてるお母さんを見て、親父はBに話した。

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 18:27:45.36 ID:6OgYSiQM0
B父「お前、ここまで人を踏み躙れるような人間になっちまったんだな。
   母さんがどれだけお前を想ってるか、なんでわからないんだ。」

親父はBを見ず、お母さんを抱き締めながら話してたそうだ。

B「うるせえよ。てめえは殺してやろうか?あ?」
Bは全く話を聞く気がなかった。

だが親父は何ら反応する様子もなく、淡々と話を続けたらしい。
B父「お前、自分には怖いものなんか何もないと、そう思ってるのか。」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 18:29:48.56 ID:6OgYSiQM0
B「ねえな。あるなら見せてもらいてえもんだぜ。」
親父は少し黙った後、話した。

B父「お前はオレの息子だ。母さんがお前をどれだけ心配してるかもよくわかってる。だがな、
   お前が母さんに対してこうやって踏み躙る事しか出来ないなら、オレにも考えがある。
   これは父としてでなく、一人の人間、他人として話す。先にはっきり言っておくがオレが
   これを話すのは、お前が死んでも構わんと覚悟した証拠だ。それでいいなら聞け。」

その言葉に何か凄まじい気迫みたいなものを感じたらしいが、いいから話してみろ!と煽った。

14:晩ご飯食べてきます:2011/05/02(月) 18:31:53.14 ID:6OgYSiQM0
B父「森の中で立入禁止になってる場所知ってるよな。あそこに入って奥へ進んでみろ。
   後は行けばわかる。そこで今みたいに暴れてみろよ。出来るもんならな。」

親父が言う森ってのは、オレ達が住んでるとこに小規模の山があって、そのふもとにある場所。
樹海みたいなもんかな。山自体は普通に入れるし、森全体も普通なんだが、
中に入ってくと途中で立入禁止になってる区域がある。

言ってみれば四角の中に小さい円を書いて、その円の中は入るなってのと同じできわめて部分的。

二メートル近い高さの柵で囲まれ、柵には太い綱と有刺鉄線、柵全体にはが連なった
白い紙がからまってて(独自の紙垂みたいな)、大小いろんな鈴が無数についてる。
変に部分的なせいで柵自体の並びも歪だし、とにかく尋常じゃないの一言に尽きる。

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 18:54:50.63 ID:Miqo0XRx0
あと、特定の日に巫女さんが入り口に数人集まってるのを見かけるんだが、
その日は付近一帯が立入禁止になるため何してんのかは謎だった。

いろんな噂が飛び交ってたが、カルト教団の洗脳施設がある…ってのが一番広まってた噂。
そもそもその地点まで行くのが面倒だから、その奥まで行ったって話はほとんどなかったな。

親父はBの返事を待たずにお母さんを連れて2階に上がってった。
Bはそのまま家を出て、待ち合わせてたオレとAと合流。そこでオレ達も話を聞いた。

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