洒落怖
報い

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しかし、祖父は首を持ったまま血だまりに消えると、伯父の首共々、二度と浮き上がっては来ませんでした。
伯父の遺体は首がなかった為他殺と判断された様ですが、余りにも沢山の人に恨みを買っていて犯人が絞り込めず、
捜査は難航し、いつしか私達の話題にものぼらなくなりました。
(ちなみに、警察による捜査でうちの鍵のピッキングの痕跡から伯父の指紋が出た為、
伯父が深夜良くない目的で我が家に侵入しようとしていたのだろうという事が判明しました。)

私の大好きなおじいちゃんは、怒りと恨みで悪霊になってしまったのだと思います。
でも、私が祖父を大好きな気持ちは変わりませんし、感謝もしています。

あのゴミクズを掃除してくれた事を。

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