洒落怖
色街

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951 946 sage 2007/05/07(月) 23:59:48 ID:GNRW9eX20
目的の店に着くと目当ての白いキャミの子はいなくて、赤い服を着た工藤静香似の髪の長い女が立っていた。
私は女に「白い服の子は」と聞いた。
女は「えー、この店私一人だよ。今店を開けたところだから見間違いじゃない?
お兄さん遊ぼうよー、サービスするからさー」
他にめぼしい女はいなかったし、待ち合わせがあるので新しく物色する時間もないのでその店に上がる事にした。
店を開けたばかりというのは本当らしく、女は「ちょっと待ってて」と言って2階に用意のために上がって行った。
カウンターで女の出してくれたウーロン茶を飲みながら待っていると2階から女が「どうぞ」と声を掛けてきた。
階段の前で靴を脱いで、暗くて狭い階段を1段昇った。
その瞬間、全身の毛が逆立つような悪寒が足元からぞわっと上ってきた。
初風俗で緊張しているのかな?とも思ったが階段を一段昇る度に嫌な感じは強くなった。

952 946 sage 2007/05/08(火) 00:00:56 ID:GNRW9eX20
部屋の前に着くとおよそ霊感と言うものに縁がない私にも分るくらいに部屋からは嫌な空気が流れ出ていた。
全開にされたクーラーの冷気とは違う冷たさを感じた。・・・やばい!
しかし、ここまで来て引き返す訳にもいかず私は部屋に足を踏み入れた。
足を踏み入れた瞬間、体が重くなり下に引っ張られるような感覚とピキピキという軋みのような音が耳元で聞こえた。
冷たい汗がぞわっと出てきたが、私は女に諭吉を1人引き渡して、されるがまま服を脱いだ。
部屋は薄汚れた和室で、壁の下半分は鏡張りになっていた。
女は手コキしながら私の乳首をチロチロしばらく舐め続けると、下へ下へと舌を這わせ、そのままフェラを始めた。う、うまい!
私の息子が完全にオッキすると口でゴムを嵌めてその上に跨った。
女は騎乗位で巧みに腰を使い、演技臭い喘ぎ声を出した。
突き上げながら女の乳を揉んでいると、視界の外、女の背後に何かが動いたような気がした。
私はビクッとなって、視線を女の顔に移した。
女は「上になる?」と言ってきた。
私は今度は正常位で腰を振った。
腰を使っていると不意に髪の毛か何かで背中をなぞられる感覚がした。
恐る恐る背後を見たが何もいない。
しかし、視線を正面に向け、鏡を見た瞬間、確かに見た。
青白い女の顔を!
私は恐怖で固まって目の前の女にしがみ付いた。こわい!こわい!助けて!

953 946 sage 2007/05/08(火) 00:01:35 ID:GNRW9eX20
女にしがみ付いて固まっていると不意にピピピッとタイマーが鳴った。
女は「まだイッてないね。延長する?」と言ってきたが、私は逃げるように服を着て店を後にした。
とにかく怖くて、恐ろしくて、一刻も早く人のいる所、明るい所に行きたかった。
私は待ち合わせ場所のミニストップへと急いだ。
どれくらい経ったのだろうか、友人二人が待ち合わせのミニストップに来たとき私は雑誌コーナーで全身に冷たい汗をかいて空ろな目をして座り込んでいたという。
声を掛けたり肩を揺すっても反応がなく、尋常ではない様子に友人は迎えの車を呼んで私を運んだ。
車中で私は大量に吐いたらしく、それを見た友人は夜食に食べた「蟹ラーメン」
に当ったのだと思ったらしい。
逗留先の友人宅に運ばれベットに寝かされた時には私の意識は回復していた。
バイクを取りに行くと言う友人にキーを渡すと、私は友人の言葉に従って眠りについた。

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