洒落怖
逆ナン

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「あ!そう言えばあの時、変な感じの娘がいた…
「え!?」
「ホームの上からサラリーマンとか男の人達がわたしを助けようとしてた時なんだけど、その娘だけ一人わたしのこと気にもしないで超~シカトっぽかった。」
「そ…その娘……どんな格好してた?」

突然、ピリリっと携帯が鳴った。
彼女に病院では携帯の電源は切っておけ、と突っ込まれ、ゴメンゴメンと謝りながら携帯を取り出し、確認した。

非通知からだったので呼び出し音はすぐ止み、履歴にも着信が残っていた。
そう……もう終わった事なんだな………。

「で、その娘の格好だっけ?」
そう言われて顔を上げた。
携帯を耳にあて、首から流した血でシャツを真っ赤に染めた彼女がニヤリと笑って俺を見ていた。

「コ ン ナ カ ン ジ」

俺はその場で気絶した。

「マ タ ア エ タ ネ」

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逆ナン