洒落怖
病んだ神

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私は思いっきり私を背負う男子を叩きましたそして背中から降りるといじめっ子の腕を取り走りました。
足音は大きくなります。直感的に私の視力がなくなったら、私は死ぬし彼等も死ぬと幼い乍に恐怖を抱きました。

907 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/17(水) 21:58:51.52 ID:8l9VZYkLO
私は祖母を頼り本家へとただ田舎道を走っていきました。
大きな門がぼやけて見えます。その前には祖母が立っています。何故か祖母だけがはっきりと見えます。
安堵で祖母に向かって走ろうとします。けれど祖母は鬼の形相で叫びました。
「アンタが最後に入る様に二人を門に放り込め!」
私はただただ怖くて二人から手を離し二人の背中を押し門へと飛び込みました。
そして最後に祖母が入ってきます。中にはいじめっ子二人の母親が白装束で立っていました。

「神社に行ったね」
祖母が怒鳴ります視力も声も戻らず口を魚の様にぱくぱくする事しか出来ません。
祖母の指先が唇にふれ次に胸元から真っ赤な独特の匂いのする紅が口元に塗られました。
不思議と声が出ます。言い訳混じりに言葉を続けましたが聞いてくれず、いじめっ子を含め本家のお経で固められた一室に、通されます。
さっき追いかけてきたのが「神」だと言う事。昔流行っていた神社の神だが、飢饉に陥ったさい生贄を与えてしまったのがきっかけで病んでしまって居る。
私はは気にいられて影を食べられている(確かに私の影は無かった)
食べられたのは髪では無くて私が生まれつき付けている神である事。私の視力が戻らないのは神が付いていないから。
私は神が憑いていなければ三つの時死ぬ子だった事。今しゃべれるのは祖母の力で完全に戻ってるわけじゃない事。

910 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/17(水) 22:13:46.65 ID:8l9VZYkLO
いじめっ子は神憑きで、また神社の神のお気に入りの子を虐められた為祟られている事を祖母から聞いた。
そして最後に私に神下ろしを行う。と口にした。最悪の婆いじめっ子達の母親が呼ばれたのは自分の息子達の代わりの贄になる為だった。
私もいじめっ子もしてしまった事に後悔して泣いていた。

そして祖母は私に真っ直ぐ言った。
「お前に変わりは居ない。お前と同じ霊力のやつも居ない。死ぬかもしれない
…流石の私も神は払えない。だからお前の中に彼奴を下ろす。良いかお前の気持ちが
邪な物に落ちなければ…きっと大丈夫」
私はアレが自分の中に落ちる事が怖くて泣いた。けれど祖母に今のままなら祖母が死んだ時、食われてしまうと。
また私に下ろさなければいじめっ子も危ないと。

そこまで言うと頷く事しか出来ない。
私と祖母だけで門の外に出ることに。私は門を潜った瞬間何も見えなくなって…倒れてしまった。
意識がなくなってからどうなったか解らないけど、起きた時。私の部屋と銘打たれた本家の一番奥で寝ていた。
ずっと髪を撫でられてた気がしたが周りには誰も居らず。
起きあがると祖母が入ってきてただ一言「居る」と言った。
915 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/17(水) 22:26:12.62 ID:8l9VZYkLO

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