洒落怖
悪食王

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879 本当にあった怖い名無し sage 2011/08/28(日) 18:14:52.55 ID:skMeS3Tl0

そうしてしばらく話などして綿あめ機でわたあめ作ってたりしたら突然兄貴が立ち上がりました。
?トイレでも行くのかな?と顔を見てみると明らかに尋常じゃなく、言うなれば操られてる状態でした。
兄の中に居るモノがこれまでにない極上のエサをお預けさせられそうで無理やり兄貴操って食おうとしてるのかな?っという感じの動きで兄貴が上に上がっていくのを
眺めつつわたあめ食ってると上の階で物音をさせつつ兄貴が降りて来てやっぱり操られてたらしく、曰く「気が付いたらあいつの目の前に立たされてた」そうです。
兄の話では恐らく今来てるモノが兄を呼んだのだろうってことでした。
そして話を聞いて今後どうするか?って話をし始めたくらいにどうやらその顔面ブルー霊が降りてきたらしく、珍しく兄が慌てて
「やべ!部屋に入ってきやがった!!おい!なんか武器になるもん寄越せ!」
と言って来たので毎日日光に当てていた水晶やラピスラズリやアメジストのチップで浄化してた水晶ブレスレット(九子龍の刻印が入っている)を投げて寄越すと
「ッシャァァァアアアアア!っっ!!!」
とどうやら顔面ブルー霊を思いっきり殴ったらしく右腕を抱えてうずくまり震えているのでどうだったか聞くと
「殴ることには成功したし今ので予想外の反撃だったんだろう・・・上に退散したが、やばい持っていかれた」
と言うのでどこやられた?左目と右腕だ。という会話のほぼ直後兄貴の携帯が鳴った。

880 本当にあった怖い名無し sage 2011/08/28(日) 18:15:17.80 ID:skMeS3Tl0
電話の相手はいつも決まって電話してる兄の友人(寺生まれのTさん霊力も腕力もパナイ人)が電話を掛けてきたようだった。
絶妙のタイミングだったのでひょっとしてこっちの状況を霊視や霊感で察知してきたのかな?と思ったが、兄との会話を聞く限りじゃ異変には気づいていないみたいだ。
兄は当然事情を説明しだして(今いるところは遠く離れてるから当然駆けつけれないことは周知の事実だったので助けは呼ばなかった)僕は猫にエサを上げに行った。
いつもは感じる時は感じていたのですが、なぜかその時は感じすらせず、どこにいるか検討もつかず猫と適当に戯れて(この時は猫は普通でした)下に降りた。
下に降りても兄はまだ会話を続けており、どうやら友人は最近バイクで事故ったらしく電話口からでも気が漏れ出てたらしく、
その気が結界をぶっ壊して顔面ブルー霊が弱ってるとのこと。
これなら大丈夫そうだろうと兄が友人に電話越しにお礼を述べてる間にわたあめ機を直しつつそのまま筆者は寝た。
翌日・・・友人の守護霊であるお天狐様と兄貴の二人がかりでぼこって原型留めない位削ってようやく食ったらしい。だが話はここで終わらなかった。

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