洒落怖
ゴミドット

この怖い話は約 3 分で読めます。

自分の子供の頃の話なんだけど、何でか最近よく思い出して
怖いというか不気味な感じがするんで、
吐き出してスッキリするつもりで書きます。

小学校の高学年になる位までの間、俺は
「知障児一歩手前」認定されてた。
とにかく言葉の覚えが遅い。
かと思えば、自分が解ることに関してだけは
嵐のように喋り始めて止まらない。
大人になってから色々調べたけど、
自閉症?アスペルガー?そんな感じだったのかも。
今もIQテストとかしたら健常者より劣ってるのかも知れないけど、
一応日常生活は送れてる。

親が悩みに悩んだ末で普通学級に入学させてくれたけど、
低学年の頃は友達なんて居なかったと思う。
教室でも家に帰って来てからも、絵ばっか描いてたな。
親がスーファミ買ってくれてから、更に引きこもりが悪化。
学校は行ってたけど、学校⇔家でゲーム、の往復しかやってなかったと思う。
親としては、テレビゲームは
「友達を沢山家に呼んで、対戦格ゲーとかをワイワイやるもの」
っていうイメージだったらしい。見事に期待を裏切ってしまった(笑)

で、小学2、3年の時に、スーファミの「真・女神転生」をプレイし始めた。
なんか、その頃は怖いものとかおどろおどろしいものに興味があったんだよな。
でも、ぶっちゃけ内容が難しくて、あんまり理解できてなかった。
とは言え3Dマップのゲームは珍しくて面白かったし、画面酔いもしたけど、
天使だ悪魔だってはしゃぎながら没頭してた気がする。

958 2/3 sage 2010/10/23(土) 05:20:27 ID:xkic6XMv0
で、そのメガテンの3Dマップなんだけど。
いつもみたいにダンジョンをうろうろしてたら、
画面の下の方、床のポリゴンの辺りのドット絵が変に乱れてたんだ。
厳密に言うと、画面の下半分はステータスとか台詞のウィンドウだから、
ステータス窓の上枠らへんに、黒いゴミみたいなドットがごちゃごちゃって混ざってた。
最初はバグだと思って差込口に息フーフーしたりしたんだけど、直らなかった。
テレビも古かったし、ステータスが読めないとかは無かったから、
諦めて放置することにした。

なんだけど、ダンジョンを進んで、ストーリーを進めていくと、
その黒いゴミドットがどんどん酷くなってった。
で、キャラが移動するとごちゃごちゃっ、と動いたりする。
そこで、あーこれも演出なんだなって思うことにした。
ゴミみたいなドットも、よく見たらなんか脚とか触覚がついてて、
どうやら床を虫が這っている演出のつもりらしい…?と辛うじて判断した。
メガテンに限らず、スーファミのドット絵なんてほぼ想像で補完するしな。
演出だと思うと、良い感じに気味悪く見えたんで、俺としては面白かった。

でもさ、ボス倒して、ダンジョンが変わっても、虫ドットが消えないんだよな。
「新宿崩壊後」とかなら何となく世界観も解るけど、
銀座の街中に虫がウヨウヨしてるのなんて変だと思った。
その時には何かはっきり「虫」っぽい絵に見えたんだけど、
最初のゴミドットから何かが変わってたのかどうかは解らない。
改めて、テレビが変なんじゃね?と思って、
ブラウン管に目玉くっつけるみたいにしてよく見たんだけど、
ちゃんと「そういうダンジョン」なような、
ブラウン管の表面のガラスが汚れてるような…
よく解らなかった。
テレビの構造がよく解ってなかったから、
「表面のガラス」と「ゲームが写ってる部分」の隙間に、
本物の虫が入り込んでるんじゃ?なんて思った。
そんな訳ないんだけどな。

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  • 匿名 より:

    ただのガイジで草

  • 匿名 より:

    脳の機能障害で普通にあることだ。
    アルツハイマーの初期症状でもよくあるから気にしなくていい。

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