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俺とBはジャンケンをして、俺とCは後になった。
車内から降りる時、Aがメリケンサックをダッシュボードからコソッと取り出したのを俺は見逃さなかった。
そこからAとBは鳥居を越えて竹やぶに向かって行った。
よく考えれば懐中電灯位持ってくるべきだったと後悔した。
竹やぶに入って行く二人が見えなくなる位にCが口を開いた。
C「Aの様子変じゃなかった?普段これ位じゃビビんないだろ。それにあいつちゃんと知ってんのかな…」
俺「何を?」
B「言う程の事じゃないと思ったから言わなかったけど、病院っっても普通の家らしいんだよ。そこの家族も普通に生活してたような跡もあったって言ってたし。Aがさっき電話してたやついるだろ?その連れから聞いたんだけど。この先聞きたい?」
俺は別にーみたいな態度をとっていたが聞きたくてしょうがなかった。
88 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 06:24:44.49 ID:6esBtxj40
C「そいつは二人で行ったらしいんだけど、(Aが電話してたやつをD、その連れをEとする。わかりにくくてすまん。)二階建てらしくて、一階をある程度探索した後二階に行こうとしたらしいんだよ。それでDが階段登ろうとしたら、階段自体古くてミシミシいってんだって。」
89 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 06:43:15.85 ID:6esBtxj40
C「Eは危ないからやめとけって言ってんのにどんどん登ってっちゃったんだと。
それでDが階段を登り切ってすぐの扉を開けた。そこから何をいうでもなく動かない。」
C「本当に微動だにしないから心配になってEが階段上がろうとしたんだと。そしたら聞いたとこもないような声で(来るな!
)てDが叫んだらしい。」
俺は冗談半分で聞いていた。俺をビビらせようとしてるんだろうと。
結構怖がってたけど。
C「十秒位してDが階段から降りて来て(なんちゃってー)って笑って言ったんたと。それで話しながら帰り道に向かってそのまま帰ったんだってさ。」
俺「なんだよ。二人とも無事なんじゃん。思わせぶりな話しやがって。」
C「いや、Eは普通に話してたけど、俺が何となく嫌な感じがしたのはその帰りの話なんだ。帰るなら帰ろうとか、じゃあねとか何か言うだろ?Eも不思議がってはいたけど。」
90 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 06:58:47.69 ID:6esBtxj40
確かに、帰るなら普通に帰るって言うだろう。
C「あいつらは原チャで来たらしいんだけど、病院からバイクまで一切帰るとも言わずにバイクに乗ってそのまま帰ったんだってさ。途中までEもDに着いて行ったらしいんだけど、Eは帰るんだろうと判断してそのまま自分の家へ帰ったんだって。」
そんなのは帰るって雰囲気だっただけでたまたま言わなかっただけじゃないのか?
だらだらと下らない