洒落怖
微妙な関係に

この怖い話は約 3 分で読めます。

つい先日の話。バイト先で知り合った友人の家に遊びに行ったんです。そんときの話。
その友達はS、俺はKとします。Sは顔もまぁまぁ良く、おしゃれで、人付き合いもいいやつ。
俺はと言うと中途半端なオタ。アニメなんかは詳しくないが、休日はヒキって2ch三昧がほとんど。
あまりに対称的だけど、何故か気が合う。いつの間にかプライベートで遊ぶことも多くなった。
何の欠点も見あたらないSだけど、一つだけ?と思うところがあった。

2ch関係の話題をものすごく嫌うんです。俺にとっては致命的(話題が無い…)
電車男の話をした時なんか「あんなくだらねーもん、よくみれんなぁ」とか
「なに?あの、毒男っつうの?マジでキモすぎ」だの、ボロクソ言ってました。
もちろん俺はその毒男の一人なので反論。ちょっとした口喧嘩にまでなってしまった。

んでこっからが本題。その日は二人ともバイト、大学ともに休み。
Sの家に遊びに行くことになりました。午後9時に家集合ということに。
暇だったし、Sだって早めに俺が来たってなんてこたないだろうと思い、
酎ハイとタバコ、ツマミにエロ本をお土産に8時頃にSの家に到着しました。

882 名前: 881 2006/08/17(木) 20:16:43 ID:3jrxpNJN0
今思えば、あの時は何であんなに早く行っちゃったんだろうか。
暇と言っても、いつもは約束の時間ぎりぎりまでPCゲーやったり、2ch見たりしてるのに…
何度かSの家には来たこともあったので、鍵開けっ放しということは知ってました。
「勝手に入っていいよ」とも言われてたので遠慮無く玄関を開けようとしたその時です。

…何か聞こえるんです。「ヒヒヒ、ハァハァ、○○えええええ!」みたいな感じで。
おい!これはヤバイだろと思った瞬間、その声の主がS本人だということに気づきました。
キ○ガイの方か何かに侵入されたのかと勘違いした俺…って誰でもそう思うよね?
勘違いで良かったと安心したと同時に、Sが何故あんな訳のわからんことを言っているのか…
あの時は安堵感と恐怖感が入り交じった中、いつもなら絶対しない行動に出てしまいました。

玄関をこっそり開け、Sの部屋の側まで行って何事か確かめよう、と。

883 名前: 811 2006/08/17(木) 20:33:45 ID:3jrxpNJN0
気づかれない様、そーっとドアを開け、中に入ると
部屋に近寄るまでもなく、Sが何を言っているのかがわかりました。

「ブハッ、こいつっっwwwwうはっwhうぇっww」
「○○たんもえええええええええええええええ!!」(○○は聞き取れなかった)
「ハァハァハァハァ…ぁうあ…ウッ」「wwwwwこいつテラキモスwqうぇ」

…どう解釈しても、2chを徘徊し、アニメキャラ?でオナり
VIPスレかなんかを見て、一人で爆笑している様子でした。
いつかテレビに出てた、ヒキデブオタを思い出して呆然。普段との様子の違いにガクブル。
いやな汗がどっと噴き出てきました。これは気づかれたらマズイ、とこっそり玄関に引き返す。
幸い、PCに熱中しているのか、まったく気づかれてないようでした。
んでまた、何がなんだかわからず玄関前で呆然。近所の人が歩いてくるのを見て、
何故か猛然とダッシュ。先ほど色々買ったコンビニまで必死で逃げました。
…近所の人から見れば、一番アヤシイのは俺かも。

この怖い話にコメントする

「微妙な関係に」と関連する話(洒落怖)

微妙な関係に
関連ワード