この怖い話は約 3 分で読めます。
Cは扉の前に立つなりおもむろに開けた。
俺「いた?」
小さい声で聞いた。
Cは返事をしない。Cのケツ辺りをつんと押してみるが反応がない。
洒落にならんと思って
俺「おい!!」と怒鳴ってしまった。
そしてCはこちらを振り向き言った。
C「うっそーん笑」
笑っていた。まんべんの笑みで。
97 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/28(火) 08:53:31.17 ID:6esBtxj40
取り敢えず俺達は階段を降りた。さてどうするかと思ったら、何故かCは入り口に向かって歩いて行く。
俺「おい、外はいないだろ。」
Cは歩くのをやめない。俺はついて行きながらもまだ探すからと呼び掛ける。
Cは何を俺が言っても、そうだねーとかどこかなーとか言うばかりでどんどん歩いている。そしてとうとう病院から出てしまった。
そこで俺はある事に気付いた。
出発前Cから聞いたDの事。
階段を登った後の出来事が余りにも酷似していた。その事に気付いた時、心臓の鼓動が大きくなるのを感じだ。
これがホントのhigh病院なんつってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
114 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/02/28(火) 23:06:44.31 ID:6esBtxj40
97ですが、この話だけこのスレで書かせてください。もうちょっとで終わりなので。
Cはそのまま帰り道を歩き続けた。
勿論俺が止めに入る。
俺「おい、いいかげんにしろよ!AとBどうするんだよ!」
もう返事もしなくなった。
でも、いくら戻った所でAが見つからなきゃ車が出せない。勿論Aが鍵を持っているんだから。
一人でまた病院に入るなんてとてもじゃないけど出来ない。
とにかく俺はAを止めるのに必死だった。
結局竹やぶを抜けて鳥居の所まで戻ってしまった。Cはどこかうつろな感じでAの車の方を見ていた。
俺も何気なく見てみると、そこにはBが車の車の前で屈み、下を向いていた。
115 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/02/28(火) 23:32:46.32 ID:6esBtxj40
俺は車まで走った。Cも歩きながらついてくる。
俺「B!大丈夫か!?Aは!?どこにいる!?」
勿論車内にもいなく、まわりにいる様子もない。Bは怯えた様子でまだ下を向いている。
C「なあB、お前二階の部屋入ってないんだろ?」
さっきまで口を閉ざしていたCがBに問いかけていた。
C「俺、B、あの部屋で何を見たのか聞きたい?聞きたいよな。先に言っとくけど、俺はだいぶ参ってるし、冷静じゃないから。」
なんでこんな事言うんだろう?Cの表情はとても落ち着いて見えた。でもどこか諦めに近い顔をしていたのかもしれない。Bが下を向いたままコクっとCの問いかけにうなづいた。俺もうなづいた。
C「階段を登って扉を開けたらそこは病室だった。下の階は病院って感じじゃなかっただろ?」
だらだらと下らない