洒落怖
ぐるぐる巻きの鐘

この怖い話は約 1 分で読めます。

日本から昔のままのごぜさんが廃れて久しい。
歌や風習を伝える人はいても、本物のごぜさんはもういない。
日本のどこを探しても、ごぜさんが歩く列は見られない。
しかしあの夜、ごぜさんの鐘を盗もうとした連中は鐘を鳴らしてしまった。
果たしてごぜさんは来たのだろうか。どこから?
来たとしたら、連中はどこかへ連れて行かれたのだろうか。
警察の追跡を恐れて逃げ出しただけなのか。それとも。

この怖い話にコメントする

ぐるぐる巻きの鐘