洒落怖
カウントダウン

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879 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/19(火) 21:21:10 ID:DEqRaFYu0
僕は目を覚ましました。
清々しい朝でしたが、ふと部屋におじいさんがいるのに気づきました。
「蔵を出入りしていると思ったら・・その刀を・・・」
僕は、あっやばい。と感じましたがこの状況で言い訳何て出来るわけが無いと素直に今までのことを白状しました。
するとおじいさんは刀を持って黙って出て行きました。後で母さんが言うには部屋で一人で泣いていたらしい。
そんなこんなで、僕は晴れ晴れとした気持ちで学校へ行くことができ。
授業中にギャグを言えるほどクラスに馴染むことができた。

そんなこんなで東京への修学旅行。
僕は班ごとの分散行動で靖国神社へ行きたいと言いました。
あることを確認したかったから・・・。
他のみんなは渋りました。せっかくの東京でそんな神社なんかに行きたい中学生はそうそういないでしょう。
僕は、戦闘機とか鉄砲とかあるから・・っとみんなを説得して行くことができました。

そこで戦死した人たちの遺影が飾ってある場所へ行き。

〇〇勘助

を探しました。

名前と飾られている場所を調べるファイルで場所を調べて期待と不安の入り混じった微妙な気持ちで見に行った。
その時僕は声も出ずに少しの間そこに呆然としていた。

名札には 海軍少尉 〇〇勘助と書いてある。
遺影に写っていたのは・・・・・・

軍服を着た僕でした。

885 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/19(火) 21:39:31 ID:DEqRaFYu0
後日談

帰ってきた後僕はおじいさんを問い詰めました。
おじいさんから聞いた話。

・〇〇勘助とはおじいさんの弟で大日本帝国海軍(?)の少尉だった。
・サイパンで護衛艦に乗っていたがアメリカ軍の攻撃を受け、奮戦虚しく撃沈。
・勘助さんは脱出したそうだが、部下を多く死なせた責任を取る為に切腹。自害した。そして二階級特進する筈が混乱で上手く伝わらなかったので少尉のままらしい。
・おじいさんは跡取りであり税金を多く払っていたので徴兵はされなかったらしい、勘助さんは職業軍人でした。
・勘助さんが自害したとき、おじいさんは勘助さんが持っていた刀を(会釈と切腹に使われたらしい)本国で受け取ったが血が拭い取れず、勘助さんの呪いと恐れて地下に封印した。
・おじいさんが驚いたのは若いときの勘助さんにあまりにも僕が似ていたかららしい。

↓からは僕の解釈

・女は僕の引っ越したくないという負のオーラ的な物が呼んだ霊?
・隣の女子が言っていた女を引きずっているっていうのは昼間、意識があるときに僕をどこかに引っ張ろうとして
頑張っている女の霊が逆に僕の力に負けて引きづられていた?
・夜は僕の力が弱まるから霊がすき放題できるけどすぐに僕を外に引っ張れなかったのは勘助さんが僕を守っていた?
・日本刀の血を僕が拭えたのは僕が勘助さんに似ていて勘助さんの無念を拭い取れることができたから?(なぜ似ていたら拭えるのかは不明)
・最後に女を切って除霊したのは勘助さん?霊同士で争った?
・今も勘助さんは僕の守護霊として存在いる?日本刀に魂が宿った?
後者だったらその日本刀はいわゆる妖刀というものになって霊を切り殺すことができるのだろうか?

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