洒落怖
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871 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/02/19(火) 20:52:56 ID:DEqRaFYu0
僕はあの地下に絶対何かあると踏んでいた。
あのひんやりとした感じに何かあると・・・。
懐中電灯を使って地下にある箱を見つけると迷いもせずに箱を開けた。
ここで僕は中に骨か何かが入っていてそれを見つけてもらえてあの女は成仏すると考えていた。

僕は細長い箱を開ける。

中からは黒い束袋が出てきた。持ってみるとかなり重量がある。
「何が入っているんだろう・・・」
僕は袋から細長い物を取り出した。
「え・・・?日本刀?」
その袋の中には黒い鞘に収められた日本刀が2本入ってた。
「すげー!かっけー!!!ってこんなことしてる場合じゃない!」
とりあえず僕は日本刀を置いといて箱を隅まで調べた。
そこで何か紙きれを見つけた。
かなり古いらしく所どころ変色している。
感じばかりで読めなかったが一部だけ読み取ることが出来た。

戦死 〇〇勘助

「〇〇ってウチの・・・!」
僕は何がなんだか分からなくなって混乱していました。
「そうか・・!この刀で女を殺せば終わるんだな!!」
今、思うと正気ではありませんでした。

873 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/02/19(火) 21:01:18 ID:DEqRaFYu0
「殺してやる・・殺してやる・・」
その時頭の中はそれだけだったと思います。
刀を抜いてやるとポタッと何かが刀から落ちた。
「え?何だ?」
と僕は刀を見ると・・刃が血まみれでした。
妙な事に血は刃から出ているようにポタポタとずっとたれ続けています。
僕は何故かその時焦りもせずに持っているハンカチで血をぬぐいました。
この時僕はあの女への怒りと恐怖からか、そんなことは恐怖にも思いませんでした。
大小二つの刀から血が出ていたので二つとも拭って袋に入れ自室に持ち帰って布団のそばに置いて寝ました。
「あの女、殺してやる絶対に殺す」
875 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/02/19(火) 21:09:04 ID:DEqRaFYu0
「今日で最後」
僕は女の声で目を覚ました。
「殺してやる!!!!!!ってあれ?口が動かない・・・!」
こんな時に限って金縛りでした。
僕は必死に腕を動かそうとしましたが、無駄でした。
「今日で最後だあああああああああああ!」
女は目を血ばらせながら俺の足を手で持とうとします。
「誰かああああああああ助けてええええええええええ!」
僕は心の中で助けを呼ぼうとしましたが女は手で僕の足をつかみました。
しかし突如女は手を引っ込めてうなり声をあげながら叫びました。
「きさまあああああああああああなにをしたあああああああああああ!!」
「え?なんだ!!」
女は俺にではなく俺の左にいた・・・・兵士にむかって叫びました。
その直後、シュッ!という音とともに女は叫び声を上げながら消えました。

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