短くて怖い話
足音

この怖い話は約 2 分で読めます。

子どもの頃、毎晩兵隊さんの足音が聞こえていた。
姿を見たわけではないんだけど、数人で足を揃えてザッザと行進しているような感じで、
兵隊さんの足音だと思いこんでいた自分は凄く怖かった。
それから少し成長して、小学校の高学年くらいになるとそれは聞こえなくなった。
だんだんあれは聞き間違いだったんだろうな、もしくは当時小児中耳炎をずっと煩っていたので、
そのせいで自分の心臓の音とかがそう聞こえていたんだろうって思うようになった。

けど自分が中学2年だったか3年だったかの時に、
戦時中に戦時中に埋まった(?)防空壕が家のすぐ近くで見つかり、その中から白骨が見つかった。
それが兵隊さんなのか、それとも民間人なのかは分からないけど、
(ちゃんと調べたんだろうけど、私は知らない)
毎日その前を通っているのでぞっとした。
しかも幼稚園の頃はちょうどその場所を「トトロの隠れ家」と呼んで、秘密基地のようにして
友達とオママゴトとかしてたし。

この怖い話にコメントする

足音
関連ワード