後味の悪い話
猟と漁

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>>435日本昔話でも鬱展開なのが多かったなぁー

その1  山里に貧しい母と幼い姉妹が住んで、貧しいながらお互いに
助け合って健気に生きていた。
山の頂上には山神様の祀ってある祠があったが、言い伝えで女人禁止と
されていて女人は山の入り口の祠に参ることになっていた。

ある日、母親が重い病になり心を痛めた姉妹は毎日ふもとの祠に
「お母さんのの病気を治してください」とお参りをしたところ、奇跡的に母親の
病気が治癒したので、喜んだ姉妹は女人禁制を知らずに
「こんなふもとの祠でなく、山の祠の神様に直接お礼を言いに行きましょうか」と
山に入ってしまったところ、晴れていたのが急に猛吹雪になり
姉妹は雪に中に埋まって死んでしまいましたとさ。

その2  海に近い山の中に若い母親と乳飲み子が住んでいた。
父親は猟師だったが、山の事故で死んでしまっていたので
母親の仕掛けた罠で、僅かな小鳥を捕って何とか生きていたものの
食べ物が足らず、乳飲み子のための乳すら満足に出なくなってしまい
思い余った母親は禁を破って、乳飲み子を抱えて山から下りて海辺に行った。
村では猟と漁の者ははっきり分かれていて、お互いに侵さない掟があった
ものの、若い母親が海辺で捕るくらいは・・と、漁師たちも見て見ぬふりを
してくれたので、母親は乳飲み子を砂浜に寝かすと引き潮の浅瀬で
魚を獲ろうとしたが、素人の母親に捕まる魚などおらず
「何とか獲らなければ赤子が飢える」と必死の母親の前に
美味しそうな大きな二枚貝が見えて、思わず手を出したところ
突然貝が母親の手を挟んで閉まり、母親は動けなくなってしまった。
海の者なら誰もが知っていて手を出さない危険な貝(大きなシャコ貝?)だったが
山に住んでいた母親はその事を知りませんでした。
猟師が異変に気がついた時には既に遅く
母親も赤ちゃんも満ち潮に溺れで死んでしまいましたとさ。

子ども心になんちゅー展開やねん!と、印象残る話だった。orz

446 : 本当にあった怖い名無し : 2009/08/27(木) 20:00:33 ID:bfANfm6v0
>>438のその2を見て、「吉作落とし」を思い出した。

吉作は働き者のたくましい若者で、危険なイワタケ採りを仕事にしていた。
イワタケは崖の面に生える珍味の地衣類で、命綱一本で下りていく。
その日、吉作はイワタケがたくさん生えた場所を見つけ、夢中になって取っていった。
ひとしきり仕事を終えると、すぐ下方に人ひとりが休憩できる程度の岩棚を見つけた。
縄から手を離しそこに降りて休んだ吉作は、帰ろうとして、
今まで自分の体重で垂れ下がっていた縄が軽くなってやや上方に上がり
手を伸ばしてもギリギリ届かない位置になっていることに気付いた。
吉作は助けを求めて必死に叫んだ。何日も何日も過ぎ、体力を消耗していった。
山を通りかかり吉作の声を聞いた者もあったが、叫び続けてすっかり喉が潰れ
山間にこだます声を聞いた人々は、天狗や化け物の声かと恐れた。
やがて、ある夕方、意識も朦朧としてきた吉作は、ふと
小さな石のかけらが足場から落ち、上から見ると、ゆっくりとまるで木の葉のように
ふわりと降りて行くのを眺めて、自分もこんな風にそっと麓へ舞い降りれるのではないかと思った。
吉作はついに崖から身を躍らせた。 谷間の岩は、林の紅葉よりも赤く染まって美しく見えた。
生まれて初めて見る美しさだった。その美しさの中に吉作は消えていった。

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