この怖い話は約 3 分で読めます。
突然B子が発狂して泣き叫ぶ。俺の袖掴んだまましゃがみ込んで、尋常じゃない力で引っ張られた。
B子「いやぁ!!やだぁぁぁぁ!あああアアあああ!!!!!いる!いる!いる!」
俺「あだだだだだだだだだ、ちょ、痛い痛い痛い」
俺はずっと苦笑いしてたんだけど、A子の表情見ると真っ青になって真顔でB子を見つめてた。
この瞬間、「あ、これマジなパターンだ。アカンやつや」と思った。
とりあえずここから出ないと。俺はひっぱられてる左手でそのままB子の右腕をつかんで無理矢理立たせた。
B子「いやぁぁ!いきたくない!そっちいきたくない!!!いるから!あぁぁぁああああ!!!」
俺「T男!!ふざけんの止めて手ぇかせ!!」
T男「え?どういう状況?」
俺「お前B子の左腕もて!ひきずってくぞ!」
B子は足を突っ張って抵抗したけど、男二人の力で無理矢理出口に歩いてく。
俺「ほら!腕くんでっから!!怖くないから!」
B子「あ!きた!きたぁぁぁぁぁ!!」
B子「ゔあっ・・・」
B子は白目を向くと、顔を上に向けて気を失った。
俺たちは急いでB子をひきずって学校から出た。
344 5/8 sage New! 2013/06/01(土) 07:04:03.85 ID:Q1qKunS70
学校からでると、泣いてはいるが、B子は正気を取り戻した。
B子「怖かった・・・本当にいたんだもん・・・」
俺・T男「ゼェ、ゼェ・・・」
とにかく帰ろう。誰からともなく俺たちは無言でB子の家に向って歩き出した。
もう大丈夫だ。
安心すると、最後尾の俺の後ろから足音が聞こえた。もしかして、ついて来た・・・?
(ざっ・・・ざっ・・・ざっ・・・)
絶対に振り向いちゃ駄目だ。そう直感すると、あろう事かB子が振り向こうとしていた。
俺「振り向くな。」
B子(ホラー映画の様にゆっくり顔を後ろにまわそうとする)
俺「振り向くなってっつってんだろ!!!!」
女の子に怒鳴ったことなんてなかったけど、思わず怒鳴るとB子は振り向きかけていた首を急いで前に向きなおした。
B子家についてから詳しく聞くと、B子をひきずってる時に、子供の霊がB子に向ってきたらしい。そしてB子と重なった瞬間、一瞬意識がとんだのだ。と。
一通り話を聞くと皆一斉に睡魔が襲ってきたようで、B子の部屋で雑魚寝して朝を迎えた。
すると誰かに見られている気配で俺だけ目が覚めてさ。3時間くらいしか寝ていないのに。
その瞬間、B子の家に
「ドォン!!ドォン!!」
ってすごい音が響いて。本当にすごい力で壁をぶっ叩いてるような音。なのに皆起きない。
俺は怖くなって布団に頭を突っ込んで指で耳栓して無理矢理寝た。
昼くらいに起きると皆おきてて、凄い音はやんでいた。あの音は何だったんだろう?
345 6/8 sage New! 2013/06/01(土) 07:07:19.59 ID:Q1qKunS70
んでまぁこれで終わりじゃないんだ。次の日もあろうことか、アホな俺たちは昨日の肝試しの件で盛り上がってしまい、
幽霊がでるっていうカラオケ店に行く事にした。まぁ若気のいたりといいますか。
登場人物全員糞