短くて怖い話
右腕と右足

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792 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/26(月) 17:56
右腕と右足を無くした人の本

リアル厨房だった数年前に、近所の古本屋でマンガの単行本を
数冊買って帰ったんです。
その時はあるマンガのシリーズを5、6、7、8巻みたいに
通しで買ったんで、家に帰って古いのから順番に読み始めました。
それで2冊を普通に読み終わって、3冊目を手にとって、
ペラペラめくってるうちに、段々と怖くなって来て、
その本を持ってるのも嫌になり、厨房の時からしたら
結構遅い時間(夜の12時ぐらい)だったにも関わらず家を出て、
その本を近所の公園に速攻で捨てに行きました。

何故、急にその本を持ってるのも嫌になるぐらい
怖くなったのかというと、マンガでも小説でも
ああいうカバーがついてる単行本って、
まず開くと、目次とかの前にまず何も無いとこが
ありますよね。右側にカバーが引っ掛かってて。
その何も無いスペースに、変な事が書いてあったんです

793 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/26(月) 17:57
初めの単行本を開いたところに

「痛い嫌だ信じられない嘘だ信じられない
嘘だ痛いもう嫌だ嘘だ眠い嫌だ信じたくない
眠い嫌だ痛い眠い嫌だ眠い…」

って延々と。
その時点で「うわ、気持ちわる」とか思ったんですけど、
まぁ前に持ってたやつのイタズラだろ、とか思って
大して気にせずに読み始めたんですが、
マンガの中身は中身で、マンガに出てくる登場人物、というか、
マンガの中の全ての人間の右腕と、右足が
黒のマジックで、雑に、真っ黒に、腕と足の元の絵が全然見えなくなるまで
塗り潰れていたんです。

794 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/02/26(月) 17:58
とかいう話を、工房の時に友達んちに数人で泊まった時に
友達が話してくれました。
俺は「うわ、気持ち悪いなぁ。その人事故かなんかで右手と右足が
無くなったんやろなぁ。だから痛いとか、嫌やとか書いてあって。
…ほんで、ほんまにそんな本買うてしもたん?」
ってそいつに聞いたら、「いや、昨日自分で考えてきた話やで(ワラ」って
言ってました。
でも、その数日後、その友達は事故で

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