本当にあった事件
タンク山アンテナ基地内

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その人物は少年Aのクラスメイトで元同級生だ。しかしこの元同級生、神戸事件では欠かす事のできない
重要な役割を担っている。元同級生と犯人の関係は学校の行き帰りを共にするくらい仲が良く、互いの
家に遊びに行くような仲だった。自分自身もしっかりと記憶に残っている。

ただし酒鬼薔薇事件が起こる少し前に犯人は元同級生に暴行を加えてしまっている。理由は「元同級生が
犯人(少年A)が障害者をいじめている、猫を殺して舌を集めているなど、根も葉も無い事を塾や、学校
で言いふらされていた。」かららしい。

この時少年Aは元同級生に「殴る、蹴る」の暴行を加えた後いつも持っている「ナイフ」をちらつかせ、
脅したらしい。
確かに当時14歳の少年Aは出会うと必ずと言っていいほどナイフをポケットから出したり引っ込めたり
していた。学校自体にはほとんど出席してはいなかったものの、コンビニや、ビブロスで会ってしまう
事は多かった。

45 : 本当にあった怖い名無し : 2012/02/22(水) 19:17:02.42 ID:4v7tXfgA0
ただし元同級生は少年の悪口をいいふらしていた事に関しては員面調書内では否定している。
否定はしているものの、あたかも少年Aが犯人であるかのように供述している。

「女の人を見ると顔より先に首に目が行ってしまう。」
「他人の事が野菜に見える。野菜は傷つけても罪にならない。」←これは第二挑戦状を連想させる発言である。
3月事件に関してはズバリ「80%俺がやった。酔っていたから確かな事は言えないが。」
J君頭部切断を思わせる発言もしている。「A君の家のドラゴンボールの人形の首から上が無くなっていた。」
「猫の舌の塩漬けのビン詰めを見せびらかされた、13日の金曜日などのホラー映画を毎日鑑賞していた。」

これらの発言全てを少年A本人から聞いたものとし、「今までの彼との交際を考えると、彼ならやりかねないと思います。」
と警察に供述している。

一方私自身に元同級生が、「警察にちくってやる、あいつこの前の犯人なだぜ。」とも言ってきた。
当然私は相手にしなかった。なにせ、喧嘩の後一ヶ月もたっていない人間の言う言葉である。
警察もまともに相手にするとも思えない。元同級生は集団の中に必ず一人や、二人いる「物事を大
袈裟に言うタイプ」で昔から嘘っぽい話も多かったからだ。

46 : 本当にあった怖い名無し : 2012/02/22(水) 19:17:51.73 ID:4v7tXfgA0 [10/12回発言]
しかし警察がこの証言に飛びついてしまったと考えると、不審な警察の記者会見が説明できてしまう。
おそらく2回目の記者会見で警察はこのような事を発表している。
「容疑者宅から、13日の金曜日をはじめとする多数のホラー映画を押収した。」

おそらく今だに記憶に残っている人もいると思うが、3回目?の記者会見では次のようになっている。
記者が警察に押収したホラー映画の事を尋ねると、「ホラー映画なるものは実は無かった。」事に
なってしまう。

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  • 神戸っ子A より:

    あまり考えたくないけど一部の内容は事実を曲げた形で供述していたのかもしれませんね。犯人が嘘の供述をしたなら、かなり厄介になってきますね。
    母の実家が現場のすぐ近くで、母曰く当時はパトカーが行ったり来たりして騒動になっていたらしいです。最近その母の実家に引っ越してきました。23年前とはいえ、この地域は呪われているのでは…などと考えてしまいます。あの “チョコレート階段” 入り口はもう閉鎖されていますが、とても不気味です。

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