この怖い話は約 3 分で読めます。
大分昔の話だが話してみる。
うちの家系は代々世間一般でいう霊感が強くて祖父の代までは祓い屋みたいのをしてたんだ
俺も結構霊感は強いほうで祖父の仕事の手伝いで祓い屋をやってた時期があったんだがその時の話
2年ほど前の夏俺は祖父に祓いの仕事があるからこいと言われ祖父の家を訪ねた祖父の家に着くと明らかに禍々しい気配が辺りを包んでいた
552 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 04:32:27.17 ID:Lp2iDCzXO
あまりに禍々しいので帰りたくなったがそんなことすればあとで折檻がまってるのはわかっていたので意を決して気配のする居間へ行った。
居間へ行くと40代と思わしき女性と禍々しい何かいや人ではあったんだが黒い霧のようなもので覆われていて男か女かすらわかんなかった。
女性達の目の前に座る祖父の横に座り詳細を聞いた。
女性の横に座っていたのは女性の息子であり一月程前にとある心霊スポットへ行ったきたという。
その時になにを思ったか道祖神の像を破壊したらしい。それから一緒に行った仲間4名は次々に不可解な死を遂げ怖くなりお祓いに来たとのことだった。
554 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 04:40:53.55 ID:Lp2iDCzXO
道祖神というのはその土地の守護神をかたどったものだったり、邪霊や邪神を封じるものであったりと様々である(祖父から聞いたもののうろ覚えなので皆さんの見解や世間一般での認識とは違うかもしれないです)
道祖神の像といえどもなんの力もないやつが置いたところで大したものではないが本物だった場合極めて厄介な代物になる。
今回はその中でも最悪に近い悪霊を封じていたものだった
556 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 04:49:08.73 ID:Lp2iDCzXO
とにかく祓わないことには確実に命を落とす俺も祖父も急いで儀式を始めた。
詳細は省くが今回は力が強すぎるため滅するのはほぼ不可能なため悪霊を憑いてる人間から引き剥がし封印するという方法をとった。
儀式は進み引き剥がしには成功したあとは封印するだけだったのだがここで俺は油断してしまった。
儀式では祝詞のようなものを唄うような感じで読むのだが悪霊のあまりの禍々しさに怯み読み間違えてしまった。
558 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 05:00:03.70 ID:Lp2iDCzXO
読み間違えてしまった後はここぞとばかりに俺に向かってきた。
そこで俺は一度意識を失った。
次に目覚めると家にいたあれ?っとおもった祖父の家にいたはずなのにと思っているとキッチンから声がしてきた
直感的にヤバいと思いとにかく現状確認をした。家ではあるがあの禍々しい気配が全体を包んでいた。
気配が近づいてきた
そう思った瞬間背後に貞子のように長い髪そしてその間からは血走った目が覗いている女が立っていた。