洒落怖
黒い影

この怖い話は約 3 分で読めます。

眠れないので、大して怖くもないけど一つ書いてみる。

以前、学校の先生をしていた頃の話です。

ある時、生徒が「先生、右肩痛くない?」と聞いてきたんだ。たしかに、数日前から凝ってるとはちょっと違った妙な鈍痛があった。
「おお、ちょっと痛いかな。そんなのよくわかったな?w」
「うん、だって、肩に黒い影が憑いてるもん」

ただ、憑いてると言うんじゃなくて、痛い部分を当てられるってのには驚いたが、からかわれてるんだろうなぁって強引に自分を納得させて話を流したんだ。

次の日。オカルトな話は好きだから、なんか起こるかなぁーとwktkしてたけど、相変わらず肩の鈍痛があるだけだった。

ただ、その日の夕方、昨日の子とは全く関係ない別の生徒から、全く同じ事を言われた。

「先生、右肩に黒いのが憑いてるよ」

44 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/08(日) 01:50:33.69 ID:nwz6DgHQ0.net
書き溜めてないから遅いし、需要があるのか知らんけど続き。

これにはかなりびっくりしたんだ。

生徒はふざけたことも言うけど、どこぞの霊能者のように利害が絡んでないから。

その発言にメリットがないんだよな。周りの子たちも若干引いていたし。
だから、そんな中で口にした言葉に真実味を感じて、怖くなった。

とはいえ、憑かれてると言われても何をしていいか分からないから、しばらくはほったらかしだった。

そのうちにたまたま実家に帰る用事があって帰った。ちょうど、親父が事故で死に寸な大怪我を負って入院中だったもんで、お袋と酒を飲みながら、生徒に言われたことを笑い話のつもりで喋ってたんだ。

46 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/08(日) 01:59:45.23 ID:nwz6DgHQ0.net
そしたら、お袋がドンドン本気な顔になって、霊能者に一度見てもらえとかなり強く押してきた。
親父の事故もあったからナーバスになってたのもあったと思う。その事故も意味不明だったから。

で、即ネットで検索かけて、次の休みに霊能者のところに行ってきた。

ただまぁ、霊能者って、とにかくうさんくさいイメージだったからさ。
家系図を書いてもってきてくれって言われたから、随分情報を削った簡易的なものを書いて持っていったんよ。
聞かれたところでウソいうなり、カマかけるなりして試そうと、思ってさ。

結論からいくと、その人はガチの霊能者だったと、おもう。びびった。

誰が生きてるとか亡くなってるってことは何一つ書いてなかったのよ。
でも、じーっと紙を見てたかと思うと、さらさらと存命とか亡とか追記しだした。
それ、全部当たってるのよ。
生まれてすぐ亡くなった双子の兄貴が、亡くなってること、後で調べて判明したことだけど、いわゆる水子として、俺も知らなかった先祖の数、性別までドンピシャだったww

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