洒落怖
そこに建てちゃだめ

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数珠を手にして必死に祈ると、やがて白い着物を着た女性は居なくなり、身体を動かせるようになりました。
数珠といっても祖母の遺品の中にあったアメジストを数珠繋ぎにしたものなので、そこまで強い効力を持っているものではありませんが
母が、念のため、といって持たせてくれていたものでした。
数珠を渡してくれた友人曰く、談笑している最中にいきなり私が倒れたとのこと。
着物の女性については見えていなかったらしいです。

754 本当にあった怖い名無し sage 2009/10/06(火) 00:05:44 ID:+UZDZIcR0
その後も、在学中は部活中やその他の時に色々な事がありました。
部室に居た白い着物の女性については、あの後もそのままその場にいるようで
その時は見えなかった友人も後日見たと聞きました。
その後、文芸部の部室が変わったこともあり、着物の女性を見ることはありませんでしたが学校で起こる様々な事は変わりませんでした。
起こる出来事は些細なものなのですが(声が聞こえる、いきなり金縛りに遭う、突き飛ばされる等)まだ新しい学校だというのに、どうしてこんな事が度々起こるのだろうかと思い
昔から居るきさくで話しやすい先生に、笑い話ついでにうちの学校って幽霊多いですよねと言って見た。

すると、先生も軽い調子で「たしかに多いらしいな。俺は見たことないんだけど、去年転勤した先生がそういうの分かる先生で一度お祓いしたらしいよ。」と。
その先生と話したことをまとめると
・学校の○○棟がある所は、鳥居と鳥居の間にあるところで、霊道になっている。
・学校自体は新しいけれども、土地が源平合戦最後の地だったり藩の城があったりしたところだから色々と所縁が深い。
・霊道な上に学校(人が集まって賑やか)だからはしゃぐ霊の溜まり場になっている
・過去幾度かお祓いをやっている。
ということを聞いた。
その後卒業したのでどうなっているのか詳しくは分からないが、
たまに挨拶に行くと同じような気配を感じるので今もまだ居るのだろう。
(ちなみにその学校は現在創立22年である。)

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