洒落怖
二十歳までの恐怖体験

この怖い話は約 2 分で読めます。

572 二十歳までの恐怖体験 New! 2009/09/03(木) 12:03:36 ID:9G+m6Zs10
恐怖心からいつも、寝付くまでぐっとこらえているのですが、
その日は、待てど寝付くことができないままこのまま朝を迎えるのでは?
と思えるほど長い時間、意識がはっきりしていました。
そんな時、ふいに足下からじわじわと犬ぐらいの重さが圧迫してきて
頭の所までくると、まるで人が布団の上に横になっている感覚がしました。
最初は、慌てたのですが、座椅子(座椅子の高さはベッドより若干高い)に
掛けてあった毛布が落ちたのだと思うようにしました。
布団越しですが、ちょうど毛布のような柔らかさや弾力があったのです。
意識もはっきりしていたのですが動けず、落ち着いた頃に(毛布だと思っていたので)
不意に髪の毛を焼いたときのような何とも言えない臭いがしました。
嗅いだことが無い方は、自分の髪の抜け毛をライターでも燃やしてもらうと分かると
思いますが、決していい臭いではないです。

恐怖心で眼をあけることはできなかったのですが、それよりも
「いるのが分かっても見えたら残るからイヤだ」と言われてたこともあり
見るのだけはイヤだと堪えていましたが、臭いと毛布の様な感覚からか、
「包帯で巻かれた細身の男が上に横たわっている」と錯覚しました。
今になると錯覚とも言えるのですが、その時はその存在に気づいてしまった事への
あまりの恐怖に「うわぁー」と声を上げながら布団を蹴飛ばしました。
すぐさま電気をつけ、落ち着くとやはり毛布はきちんと畳まれており、
部屋には異臭もしていませんでした。その後は普通にまたベッドで寝たと
思います。心霊体験とはほど遠いと思っていましたし、
その時は、凄かったな~夢かな~としか思っていなかったのですが、
その後日から、そういった体験をするようになりました。
正直現在もトラウマになっている出来事も起きました。
その話はまた追って記述します。

この怖い話にコメントする

二十歳までの恐怖体験
関連ワード