洒落怖
乗られる

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747 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/21(火) 17:06:53 ID:2PI7m2dM0
会社に行くまでに巨大な池の横を通る道を通るんだ
そこは半山道でほとんど人が通らない
池の反対は坂がずっと続いていて2キロくらいはずっと一本道
ある日、いつものように自転車でその道を走っていたら後ろで足音がしたんだ
ざっ、ざっって土を踏む音が淡々と聞こえてくる
その時は特に気にしないでそのまま会社まで行った

その後、しばらくしてまた足音が聞こえた
しばらく経ってもその足音は消えなかった
なぜ自転車に乗っているのに歩いているような足音がずっと聞こえてくるんだとか
誰も追い越してないのになんで後ろに人がいるんだとか
そんなことを思った途端急にペダルが重くなった
気付けば足音は消えていた
後ろの荷台に乗られたと半分パニックになりながらひたすら振り向かずに何も考えず自転車をこぎ続けた
池を越した辺りでふとペダルが軽くなり、そのまま後ろを振り向かずにただ会社に向かった

それ以来、ミュージックプレヤーを装着し、途中にあるカーブミラーを出来るだけ見ないようにして通勤している
もしかしたらぺとぺとさんだったのかもしれないが、後ろを振り返ったり立ち止まり道を譲るなんてできる空気じゃなかった

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