洒落怖
時空の旅人

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「君はまだ知らないだろうけど、この先金髪の女性と付き合う事になる。
  どの世界でもその人と付き合った後すぐ死ぬから付き合わないようにネ」

ついでに死刑宣告ですか

「でもなぜ私にそんな事を言うんですか?」

「死なれちゃ困るからね。どの世界にも友人がいないなんて寂しいだろう?」
酔いのせいなのか目が逝ってる

違う世界で俺は本当に彼の友人だったんだろうか・・・
いわれて見れば旧知の仲にも感じる不思議な感覚がある・・ようなないようなw

「ご馳走様、じゃあもう行くわ。この世界は今まで見てきた中で一番酷く醜い世界だった」

そう言うと彼はポケットからジャラジャラッと大量の500円コインを取り出し
「足りるだろ?お釣りはいいよ。」
と言い酔いの隠せない足取りで店を出て行った

なんだったんだ・・
大量のコインをレジに押し込む
すると、その中の一つに目が留まった

元成3年

彼が本物なのか偽者なのかもう判らないが
アレからあの青年は一度も来店されてはいない

今でもその一枚の500円コインは俺の家で眠っている

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