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81 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/26(木) 03:46:41.98 ID:3QwW7Qbr0
2件目は夢の話
何かいるにはいるけど2階だし、ソファーで寝てれば安全だろう。できればここにいるのもイヤだけど仕事だし、上司に言ったらさすがに笑われる。
というわけで結局1階のソファーで寝るのが習慣になっていました。時期は冬です。
仮眠と言っても毎回寝られるわけではなく、事案が起きれば当然徹夜ですし、事案が起きなくても昼間に込み入ったのが一つ入れば仮眠時間はそのまま書類整理の時間になります。
書類に2hかかれば残った時間は30分ないので横になると起きる時辛い。机に突っ伏して寝ます。
当然眠りは浅いのでそういったときはよく金縛りに合います。
ですのでそのときもすぐに「あぁ金縛りだ」と気づきました。
いつもは机で寝てる時だけなのになんで今日は?ソファーで横になってるのに・・・
目は開くけどウッスラとだけ、体は力を入れても軽くよじれる程度、典型的な金縛りですね。
部屋の電気がついている。なぜ?
狭い視界の中で足元(横になっているので足元という表現が正しいのか分かりませんが)の石油ストーブが倒れています。
そこでようやくただの金縛りじゃなく、こりゃ夢だ、と気づきました。
なぜならそのストーブ、皆さんが連想するファンヒーターのようなものじゃなく、寸胴方の年季物、40kgはあるし蹴っ飛ばした位じゃ倒れるものじゃないんですよね。
おっかしーなーリアルな夢だなー。なんて考えていますと
音がします。
ッペタッ ッペタッ ッペタッ
階段を下りる音
82 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/26(木) 03:48:29.70 ID:3QwW7Qbr0
うわああああああ久しぶりにきたあああああああ
と頭だけがフル回転。何でこんなに思考がはっきりしているのに目が覚めない!?
あせるけれども動かない、声を出しても一人ですから意味がない、
もう足音の主が到着するのを待つしかないんですよね
体感時間で20秒ほどかけてそいつは現れました。
白いカッパ?かもしくはワンピースを着た人間が視界の端をよぎります。
なにぶん記憶だけですし夢の話であいまいですが、その時は何故かもう足音がしてないかったように思います。
上下共に白色の服、髪は肩まで位あって顔は見えません。多分男だと思うのですがやけに細く、そいつは部屋の端で僕を見ています。
やっばいやばいやばい・・・とにかく近づいてこないことを願いながら何とか起きようとしていました。
とその時、そいつがふいに
何かを言いました。
かすれた低音で、性別は分かりませんでしたが、僕はその声を聞いた直後にはねるように身を起こしました。
ストーブはやっぱり倒れていません。夢だったようです。
起きてから思い返したところ、そいつは
「雨が、降るぞ。虫が沸くぞ」