洒落怖
うざい客

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ただ、その1週後。
店長さんが逮捕された。亡くなったAさんのお腹の中には店長さんとの子供ができていたそうだ。
店長さんには結婚を前提に交際してる人がいて、Aさんとは子供の件で激しくもめて、どうしようもなく絞殺してしまったとの事だった。
そして、怖くなって、自殺に見せかけて誰かに発見してもらう。とっさに思いついた筋書きだったそうだ。

「よくあることだよ・・・」
店長さんが言っていたのを思い出すと、涙があふれてくる。
取り返しのつかない事をしてしまった時、人の道から外れたことを自覚した人間は、おかしくなるとはよく聞くが、実際、その孤独感や絶望感は想像ができない。
ただ、そういう人間は自殺することもできないんだと思う。なぜなら、自分の中に絶対に離れられない絶対的な存在がはじめてでき。
何かのために生きてる実感を感じてしまうんだと思う。

それから、ぬいぐるみ、精液、剃刀、血、写真、Aさんが話していた言葉には、何かメッセージがあったんだなと今は思っている・・・。

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