洒落怖
2体

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平成10年の1月、暖房も入っていたので、特に寒
くなく、いつものようにベッドに入った。
僕はうだうだとバイトの事でも考えいつの間にか
眠りにおちていた。

「オイっオイッ!聞こえてるんやろ?」
急に起こされ手探りで電気のひもを探すが手が空をきる
「ってか寒。なんで窓が開いてるねん」そう呟き
暗闇にもなれ、なかば切れ気味に起き上がろうとした瞬間また

「オイっ聞こえてるんやろ?」

???背中の真後ろから声が聞こえる。
「聞こえてるんやったら○×△・・・」

705 なら 2010/01/25(月) 13:57:49 ID:YMeFkE6c0

想像してほしいんだが生きてる人間でも耳元で声
が聞こえたら誰でも驚くでしょ?もちろんその時
は声なんてものもでず、身動きとれないままとにか
く祓詞を唱えた。
「ちょ!やめろって○×△」
何を言ってるのか聞きとれなかったが思わずふきだしてしまった。
一回目の祓詞を唱えようとしたとこでやめろって
どんだけ弱い霊やねん。僕はここで恐怖心もなくな
り勢いよく振り返ってみたが何もみえない。
目をこらすと窓が空いてる。声の主の事より1月の
真冬に窓が空いてる事実に驚いた
父母弟の家族と住んでいて2階には俺と父しか寝
ていない。第一部屋に入ってくるわけがない。

「フフフフフフフフッ」

706 なら 2010/01/25(月) 14:02:18 ID:YMeFkE6c0
よく学校の怖い怪談とかで聞く花子さんや少女の
笑い声を想像してほしい。
いきなりのことでまたおどろいたが何もみえない。
とにかく窓を閉めようと起き上がり月明かりを頼りに
窓をしめようと手をのばしたと同時に
(実際は触れていなのだが)
白い手がのびてきて、窓のふちを掴み、
真っ白な衣装をきた少女が窓からフワッと入ってきた

「○×△・・・!」
声にもならない言葉で尻餅をついた
少女?はまるで僕の事がみえていないかの様に
階段のある扉の壁にスーとすすみ消えた。

あまりの驚きに電気をつけ窓をおそるおそる閉め
布団にとびこみ寝た。
夢の中でお祭りの音色?が聞こえる

1階が騒がしいので起きていくと小学生の弟が
泣いて母親に何かを喋っている

話を聞くとこうだ。
夜中に祭りの音と女の子の笑い声が聞こえるから
起きてしまったらしい。
そしたら上に女の子がいて、いきなり首を絞めてきたそうだ。
苦しくてふりほどこうにも何もできず気を失ったら、
お腹の上で飛び跳ねて起こすのだそう
そして笑いながら首を絞めてきて。また繰り返し・・
それが明るくなるまで続いたそうな。

707 なら 2010/01/25(月) 14:03:33 ID:YMeFkE6c0
「あぁ白い服きたやたら可愛い女の子か」
「なんで知ってんの?またおにいのせい?」
「ちゃうちゃう(笑)昨日夜中に窓から入ってきてん。
えらい可愛い子やなって思っててん」
そんなこんなで、なぜ弟にでてきたのかを考えていた時にピンときた。
「おかん。おかんの家って雛人形あった?」
「そりゃあるよ。(長野県の)実家においてあるよ」

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