洒落怖
真夜中に

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予備校からの帰り道、自転車をこいで帰っていた
その日は予備校で知り合った友達の家に寄ったのでいつもと違う道を帰った。
そいつがそっちからでもいけるよ、と言ってくれたので
でもはじめて通る道だったし、やたらしーんとしていて若干薄気味悪かった

夜10時くらい、民家の密集地帯に通りかかった
前の方に誰かが立ってるのが見えた
よく見ると中年のおばさんがホースで家の前に水をまいている
こんな夜中に、と思いながら通り過ぎようとした

そのときふと、自分の背中が濡れるのを感じた
えっ、と振りかえるとおばさんがニヤニヤしながら俺にホースを向けていた
と次の瞬間おばさんが走り出した。俺を目指して。
水がジャブジャブかかるのを感じながら必死で漕いで逃げた

翌日友達に聞いたところによると、やはりちょっと基地気味な人が住んでるんだと
リアルで怖かった

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