洒落怖
生霊

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そして、私は朦朧として目覚め、薬と恐怖と疲労で回らない口で、
隣にいた主人に塩と水を準備させ、塩を一口舐め枕元に置きました。
これはやはり霊感体質の母に教わった方法です。

そして、何故、生霊だと感じたかというと、勘です。
たぶん、元カレの今の彼女でしょう。
そういうビジョンが腕をつかまれていた時、脳内に入り込んできていたので。
死霊なら「殺してやる」で引き下がるわけはないですし。
ただ怖いのは、生霊である以上、相手が生きている限りまた来る可能性があるということ。
その後、一睡も出来ず今に至ります。

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