短くて怖い話
張り付くもの
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去年の秋
仕事が終わり家に帰ると雨が降ってきた。次第に雨脚は強くなり嵐になった。
寝ようかと布団を被るが、風が窓を叩く音でなかなか寝付けない。
次第に音は等間隔になり大きくなっていった。
「割れるんじゃないか?」と心配になり立ち上がってカーテンを開けた。
何か黒いモノが窓いっぱいに張り付いていた。
それがスライムのように剥がれ奥の方に遠ざかったかと思えば
またこちらの方にやってきて大きい音と共に張り付いた。
「これか!」と思った。でも何故か「家には入れないだろう」
と思いすぐに寝た。
張り付くもの
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