短くて怖い話
少女の絵
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もう何十年前だろう?
芦ノ湖湖畔近くの道路脇に、廃バス置いてあったのしらない?
当時観光に来ていた俺は、たまたまそのバスに目が留まった。
そのバスは何だか中に人が住んでいたような感じで、
窓にはカーテンとかしてあって。
で、その窓の一部に少女の絵・・・多分水彩画・・・が貼ってあった。
悲しそうな、それでいてどこか恐れているような少女の顔・・・。
それから急に気分が悪くなって、気持悪いとか頭が痛いとかそんなんじゃなくて、
とにかく堪え様のない孤独感と恐怖感に襲われて、それから家に帰るまでずっと気持悪くて、恐ろしくて・・・。
帰ってからも三日間ぐらいとれなかった。その感覚が。