後味の悪い話
闇金融業者

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漫画『ナニワ金融道』の1エピソード
99%くらいの割合でハッピーエンドでいい話だから嫌なら回避推薦

主人公は、貸した金はどんな手段(地の果てまで追いかけ、親族からでも取り立てる)を使ってでも必ず取り立てることから「鬼」と恐れられている闇金融業者(高利貸し)
だけど、たまに善行に近い事もする(金に困っている一人の女性を追い詰めようとした悪い男を恐喝し、男からぶん取った金を女性と折半とか)

生徒達から愛されている教員歴40年のベテラン老教師は、「自分が育てて卒業させた生徒達は全て一人前」と自負していた

数年前、老教師は自分の生徒である一人のヤンキーの身元保証人になることで就職を世話していた
だが、そのヤンキーが会社の金二千万円を持ち逃げしてしまう
身元保証人である老教師は、会社の社長から二千万円の賠償を迫らる
老教師は貧乏世帯ではあったが、財産を売り払い、老体に鞭打って働く決意をする
しかし、二千万円という大金をすぐに用意することが出来ず、闇金融である主人公から金を借りようとする

主人公は老教師から詳しい話を聞き、高利で二千万円を貸し出す契約を結ぶ

後日、主人公は舎弟を連れて老教師に同行し、社長に会いに行く
主人公は所長に「法律上、老教師は賠償を払う必要が無い」と主張し、老教師を庇う

社長は主人公の主張が事実であることを理解し、肩を落とす

しかし、老教師は「それでも私は賠償金を払う」と主張し、その場の一同を驚かせる
「保障しなければ、私は生徒を見捨てたことになる。法律に期限はあっても、私の信念に期限は無い」

老教師がそう宣言した直後、逃亡中であるはずの元ヤンキーがその場に現れ、この二千万持ち逃げ事件が狂言だった事を明かす
元ヤンは社長の狂言に協力させられ、「温泉にでも行け」と電車に乗せらていたが、どうしても老教師のことが心配になり、こっそり引き返して老教師と社長の会話を盗み聞いていたのである

主人公と元ヤンに救われた老教師は、その場で二千万円を主人公に返す

帰り道、舎弟は「賠償金を払う必要が無いと知っていながら、何故あの老教師に金を貸したのか?」と主人公に問う
主人公は悪どい笑みを浮かべて言う
「利息二百万儲け」
舎弟は「えげつな・・・」と絶句する

56 : 本当にあった怖い名無し : 2012/03/06(火) 08:39:54.12 ID:cc60fHt90
>>55
ナニワ金融道は基本そんな話じゃないか。いい話に見せかけてその実お先真っ暗とかザラだろ。

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