心霊スポット・肝試しでの怖い体験
京都にて

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「絶対後ろを向くなよ」
ただそういってバックミラーを見えない位置に手探りに震えた手で動かしていた。
Aはそれ以上なにも言わなかった。

790 京都での出来事5 2008/06/18(水) 21:06:25 ID:Rv22mhns0

Aのワンルームマンションに着いてAは即座に清塩?らしきものを車に撒いて、玄関先にも撒いて
(Aはこういうことには詳しかったのかいろいろ対応をしていた)
お互いの体に撒いて酒を浴びるように飲んで沈むように眠った。とにかく眠った。

これだけで終わればまだ良かったのだが、オカルトに対する怖いながらもの興味心から
さらに恐ろしい事を引き起こすのである。

2日目。曇り
朝何事もなかったかのように起きた。でも軽い2日酔いで頭が少し痛かった。
昨日のことはできれば無かったことにしたかった。
忘れたかった。Aは起きるなり玄関と車に塩を撒いていた。

Aの提案で今日は貴○の取材は止めて遊び倒そうということになった。
俺も賛成した。あんなことはもう忘れたい。

京都のAの友人であるKを招待して3人で遊ぶことになった。
Aのマンションは京都市街地からはなれた閑静な郊外にあったので
Kの車に乗って遊びにいった。
ボーリング、ビリヤード、カラオケ。定番の遊びを終えて昨日の事も忘れそうになっていた。

夕方、昨日の事情をしらないKの一言で事態は変わる。
「時期も時期だし3人で100物語やらないか?」

100物語とは知ってるとは思うが100回怖い話をする。
部屋を暗くして1回はなす毎につけてあったろうそくを1本消す。
最後に1本を消すと何かが起こるというやつである。

792 京都での出来事6 2008/06/18(水) 21:07:21 ID:Rv22mhns0

Aと俺「・・・・・」
K「やろうぜやろうぜ!」

Kは所謂こどもの頃ならガキ大将であったであろう人物。
断りきれない俺たちはいやいやながらもAの部屋ですることになった。
Aのマンションに着くなりAは再びAの車と玄関先に塩を撒く。
K「何やってんの?」
A「一応な・・・」

ワンルームマンションでろうそく100本点火するのは流石に危ないので
大きいろうそく4本をつけて1話話すと一つ消す。
4話話すと1本に火をつけて4本目を消す。という風にローテーションを
組んでやろうという提案であった。

Aは一応念の為にと“室内部屋の4隅に”盛り塩をする。
カーテンを閉め、テレビには布をかけ、鏡を伏せて反射物を失くした。
ろうそくに火をつける。ゆらゆら揺れるろうそくの火。
俺は「室内なのに炎が揺れる?」と疑問に思ったが空調のせいかなと思って疑念を掻き消した。

100物語が開始された。
1話話すごとに消されるろうそく。3本消えると再び点火されるろうそく。
その繰り返しで話して行き、0時ごろになろうかと言うとき。Kが言った。

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