後味の悪い話
山小屋

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706 : 1 : 2012/05/26(土) 08:12:20.51 ID:9frA14v70
もいっちょ、同じ頃に読んだ少女漫画でキツかったやつ

主人公達は雪山に登山に来ていたんだが、突然の猛吹雪によって避難する事にした。
運よく、山小屋を見つけ助けを求めるがハイジのおじいさんばりにいかつい老人に拒否される。
しかし老人の後ろから出てきた低学年ぐらいの可愛らしい女の子が主人公達に助け舟を出し、
なんとか避難させてもらえる事になった。

家の中は、窓という窓が板によって封鎖され、外が全く見えず、
漏れ聞こえるゴォーという吹雪の音によって、不気味さが増していた。

老人はしかめっ面しかせず、家の中も歩き回るなとキツく主人公達に注意する。
逆に少女は主人公達に対して、好意的であった。

707 : 2 : 2012/05/26(土) 08:12:56.43 ID:9frA14v70
主人公達(ヒロイン、彼氏、ヒロインの親友の3人)は気まずさを感じながらも
吹雪の中に放りだされない様に我慢していた。
しかし、翌日、翌々日になってもラジオからは吹雪情報しか流れない。
TVは壊れているとかで映らず、電話も電話線が切れていて使えない。
外を見ようにも、板に触れるだけで老人に怒鳴られる。

だが、3人は気付く。初日にしていたゴォーという吹雪音が聞こえなくなっている事に。
そして、ヒロインが躓いた拍子にラジオが落下する。
後ろからはラジカセが出て来て、テープから吹雪情報が流れている。
落ちたラジオからは「本日は晴天です」と。
思わず、3人は逃げ出そうとするが入口には老人が包丁?なた?を持ちながら、
「まだ、吹雪いている。死にたいのか」と悪人面。一旦、3人は部屋に戻る。
その夜に、彼氏が「寝静まってから俺が救援を呼んでくる」と山小屋を飛び出す。

それから、幾日も経つが彼氏も救援もやってこない。
親友は逃げたんだわと憤慨し、自分達も逃げようとヒロインに持ちかけ、ヒロインも頷く。
そして、深夜になり逃げ出そうとするが、途中ある部屋から光がこぼれており、
気になった2人はそっとのぞいてみた。すると驚愕の事実が。

708 : 3 : 2012/05/26(土) 08:13:35.28 ID:9frA14v70
椅子に縛られ、目や耳に歯ブラシやスプーンなどを突っ込まれて絶命している彼氏の姿があったのだ。
その側にはあの愛くるしい少女が「お姉ちゃんを逃がそうとするからこうなるのよ」とせせら笑っていた。
恐怖に包まれた2人は逃げ出そうとするが、振り返れば、そこにはあの悪人面の老人が。
「あっ、ばれちゃった」と少女は楽しそう。
「でも、お姉ちゃん達は大好きだからこんな事しないよ。ずっとここで遊ぼうね」と満面の笑み。

そこからは少女無双。
可愛いペットを紹介するといって虫カゴから取り出すはゴキブリの山。
ヒロイン達は悲鳴を上げるが、少女はお構いなし。
Gと戯れた後、少女はヒロイン達の為にハンバーグをこね出す。
出来上がったハンバーグは実に美味しそうだが、2人は食べれない。
「お姉ちゃんの為に作ったんだから、食べてよ」と言うが食べれない。
少女は親友に近づくが、親友はとっさに振りはらってしまう。
怒り顔の少女は親友にもう一度近づくと、ドンっと突き飛ばす。
親友の後ろは暖炉だった。火に包まれのたうち回る親友をヒロインは助ける事は出来なかった。

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